6kg ページ8
私は森に笑いかけた。
『じゃ、代金宜しく』
森「嗚呼、安心したまえ」
森はそう言った。
私は後ろを振り返ったら、エリスが抱きついてきた。
私は予想外だった為、倒れてしまった。
『うわぁ!?』
エ「キャ!」
ドサッ……
思ったより力が強かった……あれ?こんなにあった?
森「大丈夫かい?」
ふと、森は手を出した。
エリスは手を取り立ち上がった。
私は自分で立ち上がった。
森の方を見ると手を出していた。
『え、』
森「大丈夫かい?」
『…………アナタ、森デスカ?』
(こんなの森じゃない……
森ってのはもっと冷たくて…そんな人なのに)
私は信じられなかった。
森「そうだけど…どうしたんだい?」
『…どうして私に手を?』
森「女性には当たり前だろう?
私は紳士なんだから!」キリッ
(あ、此奴も太宰と同類だ。
まぁ親だしそうか……血は繋がってないけど)
私は手を受け取った。
そして立ち上がらせてくれた。
『エリス…力強くなったねー』
エ「何時もと変わらないわよ?」
『え、嘘……って事は弱くなった?』
エリスはそう言った。
私はエリスの頭を撫でた。
すると目を細めた。
森「……中原君の所にもう行くのかい?」
『行ってはダメなんですか?』
森「そうだねぇ……どうだと思う?」
『知りませんよ。興味無いし』
私は興味がなかった。
この人にも別に性格を見せてない。
見せる暇も無いだろ。首領だし
私は撫でるのをやめ、歩いた。
森は手を引いてきた。
『!?』
私は森の胸元にスッポリとハマった。
森はギュッと私を抱きしめた。
エリスは何処かに行ってしまった。
森「行かないで欲しいな」
『……なんだ。セクハラで訴えますよ?』
森「マフィアをできると思えるかい?」
『チッ……』
森はニコニコ笑っていた。
私は少しムカついた。
(帰らせろ…寝させろ……もう疲れて眠い
異能使うの…大変だコラ…╬)
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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mao2929891/
作成日時:2020年10月14日 14時