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男共は部屋から出て行き、部屋の中は3人だけになった。
すると昨日の女の子。
金髪の女の子が女性の背中から出て「おはよう!」と挨拶してくれた。
『…お、お、はよう…』
「緊張してるの?」
『だ、だってこの部屋居たくない。帰りたい。殺したい』
私がそう言うと女の子は少し悩んだようで「私はエリスよ」とそう言って来た。
目を丸くすると「アナタは?」と聞いてきた。
『?』
「名前よ!名前!…名前無いの?」
エリスと言う少女は不安そうに私を眺めた。
(…ど、どうしたらいいんだろ?)
こういうことは予想してなかったし、すぐに殺せると思ってたから、少し悩んだ。
…でもこの女の子に恨みがあるわけじゃない。
ポートマフィアの首領とパパとママを殺した本人に恨みがあって、話しかけてくるこの子に恨みはない。
そう思うと布団をギュッと握りしめて、口元まで持って行った。
そして、口を開けた。
『A。』
「Aね!可愛らしい名前じゃない!」
『あ、ありがと…』
名前をしれたことが良かったのか、エリスは楽しそうに話してくれて、思わず黙っちゃった。
言っても良かったのかな。
…でもこの子に直接恨みは無いし。
それに思ったんだけど、この子どうしてここに居るんだろ?
昨日、帽子の男性が【子供が来る所じゃねぇ】って言ってたのに、居るんだもん。
…私と同じ子供が。
『…エリス』
「? なにかしら?」
『何者なの?』
「……」
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シグマざん(プロフ) - るなさん» ありがとうございます。マイペースにやらせて頂きます (12月8日 0時) (レス) @page12 id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
るな - 続き楽しみにしてます! (12月7日 23時) (レス) @page12 id: 4b22b5eac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//
作成日時:2023年11月24日 10時