愛してもいいじゃないか！S×J (ページ42)

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Nside

真面目でしっかりしてて働き者のAちゃん。

だからあんなことまでも考えてしまう。

ホント、大野さんにはもったいない恋人な気がします。

いや、もったいないのか・・・。

に「はぁ・・・それはAちゃん故の悩みですね。僕らには到底考えられない悩みです。」

あ「そうですか・・・？」

に「えぇ、でも１つ。第三者だからアドバイスできることはあります。」

あ「え？」

ポンッ

に「もっと肩の力抜いて？大野智にふさわしい恋人になろうと頑張りすぎなんですよ。嫌なら嫌。そういえばいいです。大野さんも分かってくれます。」

あ「二宮さん・・・。」

に「彼女が彼氏のために尽くすのは悪いことではないです。でも、大野さんの場合尽くせば尽くすほどあなたに甘えてしまって、今度はあなたが疲れてしまいますから。ほどほどに。ね？」

あ「わかりました。」

に「ん。ほら、待ち人来るだよ？」

あ「え？・・・あ。」

カフェの入り口に立ってるのは大野さん。

僕の視線に気づいたのか少し小走りでこちらに駆け寄ってくる。

大野さんとバトンタッチして僕と入れ替わりでAちゃんと話を始める大野さん。

大野さんが頭を下げて、Aちゃんがポニーテールをぶんぶん振ってるあたり、

うまく行ったっぽい。

カフェを出るとベンチに座ってるのは見慣れた猫背の背中。

に「宮白さん。」

宮「ニノさん。終わりました？」

に「えぇばっちり。」

宮「それは良かった。」

に「帰ってくださってても良かったのに。」

宮「いえ、先輩から頼まれたので。」

に「え？」

宮「一役買って出た二宮さんをご飯に連れて行ってあげてくださいって。」

に「・・・もちろん野中さんのおごりなんでしょうね？」

宮「いえ、大野さんの奢りだそうですｗ」

に「ふふ、どっちでもいいけどｗじゃあ行こうか。」

仲直り出来て良かったね大野さん。ご飯、ありがとう。