story188 ページ46
『げ、幻太郎!!』
幻太郎「ふむ…これは急がなければなりませんねぇ…
貴女にそんな笑顔を浮かばせる人がいるとは…
A、小生に何をして欲しいですか?
あなたが望むなら慰めの戯言でも紡いであげましょうか?」
『…あ、あの』
幻太郎「はい。」
『今1番幻太郎に望むのは…一緒に朝ごはんでも作りませんか?という提案です…』
幻太郎「……あっははは、
本当に…あはは…貴女は面白いですね。
そうですね。
帝統達が起きる前に早く朝ごはん、作ってしまいましょうか」
面白い?何が?
『あ、はい。
何かえ手伝えることはありますか?』
そんな調子で朝ごはんを作り終え、4人仲良くいただきます、ご馳走様をして、帝統はパチンコに、乱数は仕事に、幻太郎は仕事部屋に行き、私はすることが何も無くなってしまった。
怪我をしてから1番の悩みはこの有り余った時間を消費する方法が分からないことだ。
さてどうするか…
『…久しぶりに理鶯に会いに行こうかな…』
こうして私はヨコハマに行くことにし、幻太郎に行ってきますを言って家を出た。
〜inヨコハマ〜
『理鶯!』
理鶯「A。久しいな。
…足の怪我か。うむ。難儀だな」
『まぁねぇ〜大変は大変だけど色んな人と一緒に暮らせて新鮮。
ただいま、を言っておかえりが返ってくる家ってやっぱりいいね』
理鶯「そうか。
Aが楽しいならそれは何よりだ。
だがしかし…同居しているのは男だと聞いた。
大丈夫なのか?」
『…うん、大丈夫…(だと思う、多分)』
理鶯「そうか。
小官はお前のことを信じている」
『やっーぱり、理鶯のところは1番心が落ち着いて安心できるな』
理鶯「嬉しい言葉だ。
…怪我の具合を少し、見てもいいか?」
『うん?全然いいよ、はい』
私は頷いて理鶯の前に包帯で巻かれた足を差し出すと理鶯はその筋肉質の腕で私の足を掴んだ。
優しく力を入れる理鶯の気遣いがとても紳士的で体の力が一気に軽くなった気がする。
理鶯「早く治るといいな…Aも仕事が出来ず不便だろう」
理鶯はまるで独り言を言うかのように私に向けた台詞を吐き出すと顔をそっと足に近づけて擦れるぐらいの軽い口付けを包帯に落とした。
『りっ、理鶯』
理鶯「これは小官から好いた女[お前]への怪我を治癒するまじないだ」
『えっ?』
理鶯「…?
なんだ?何か疑問でも?」
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lotus_r(プロフ) - 華月さん» うわぁ嬉しいお言葉ありがとうございます!なるべく更新送れないようにしていきたいです(泣) (2021年12月25日 16時) (レス) @page31 id: 37f79c4fa9 (このIDを非表示/違反報告)
華月 - いつも見てます(*^^*) 無理のなさらないように頑張って更新してください! (2021年12月24日 13時) (レス) id: e87e41df15 (このIDを非表示/違反報告)
lotus_r(プロフ) - 柃。さん» コメント返信遅くなり申し訳ありませんでした!作者です!この作品ももっと更新頻度上げていきたいと思います! (2021年8月28日 1時) (レス) id: 37f79c4fa9 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - 夢主ちゃんのもはや芸になってる鈍感が見ててもどかしいんですけど面白いです!これからも更新頑張ってくださいね^ - ^ (2021年8月16日 0時) (レス) id: 70c717cb52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lotus_r | 作成日時:2021年5月4日 2時