5人のマネージャーは親友 ⑦ (ページ36)

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前兆ページ36

大野智side

ガシャーン！！

「あっち！」

修也「大丈夫ですか？片付けはしておきます。智くんは足を冷やしてきて」

「ありがとう…」

・

ちゃんと持っていたはずなのに、自然に手から落ちたコーヒー入ったマグカップ

嫌なことが起きる前兆なのか？

冷たいシャワーを患部にあてて冷やす

あーあ、何やってんだか

・

『Aに会えなくなるような気がする』

もし、あの時思ったことが起きるのであれば、それが今なのかもしれない

A『………』

「…出ないな」

そっか、仕事中だもん

夜また電話しよう

・

修也「大丈夫ですか？」

「あ、だいぶ落ち着いたけど…」

修也「火傷の薬あったので塗っておきましょう」

「ありがとう。Aのことが心配で電話したんだけど、仕事中だから出なかった」

修也「Aさんに何かあったんですか？」

「そんな気がするだけ」

・

修也が淹れてくれたコーヒーを飲む

苦味と酸味がバランス良くて美味しい

修也「そうだ、最近近くにケーキ屋ができたんです。そこで買ってきました。どっちにします？」

「おー、ザッハトルテかショートケーキ！俺ザッハトルテにする！」