You are mine 3 (ページ46)

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you side

今は何時だろう、

亜嵐さんの部屋の時計を確認すると
樹との約束まであと少しだった

眠る亜嵐さんを置いて部屋を後にして、
自分の部屋に戻る

私が寝る前、彼がこう言ったのを覚えてる

"亜「いってらっしゃい」"

…また…帰ってくるとゆうことだろうか

荷物をまとめた後、ある部屋に行った。

玲於さんの部屋だ。

「お邪魔します」

綺麗に片付けられていた。

あの香りも今は何もしない

「玲於さん…」

"玲『光の下で生きろ』"

ありがとう玲於さん、
最後まで私の幸せを願ってくれて。

自分の部屋に戻って荷物を持つ

運のいいことに誰にも会わずに玄関に来れた

玲於さんがこの日のこの時間帯だけは、
鍵がかからないようにしてくれた。

押すとカチャッと開くドア

「っ……さようなら」

ドアを開き、一歩踏み出すと、
そこには何日ぶりの青空が広がっていた。

風が私の髪を揺らし、空気が美味しかった。

「っ…青空…ｯ」

涙か溢れた。

今日からは自由だ。
やっと…やっと自由だ…！

樹と待ち合わせてる公園に行く。

久しぶりの外の世界に、心が浮いた。

そして、公園にあった人影

「っ…」

樹「っ…来てくれた…！」

「樹…」

樹「A…会いたかった…！」

樹が私の方へ走ってきて強く抱き締めた

樹「俺がちゃんと幸せにする。
俺が…ちゃんと愛してやるから…」

樹と目が合う。

樹の顔がゆっくり近づいてきて、
私は目を閉じる。

ちゅっ…と重なった唇

樹は嬉しそうに笑って見せた。

…これ…だけ？

この違和感が、樹との幸せな暮らしを壊すのに
時間はかからなかった