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you side
「日にちを確認しただけです」
とっさにそう答え、また手を動かす
亜「君は逃げられないよ」
「っ、」
彼がどんな顔をしているのか知りたかった。
でも怖くて後ろを振り向けなかった
亜「君は、もう僕達に染まった
「何言って…っ、」
亜「あの男だけの愛じゃ物足りないよ」
「っ!」
その言葉に今までの恐怖も忘れて振り返る
なんでそのことを知ってるの…!
亜「バレバレだよ、Aも、玲於も」
「っ!」
亜「もっとうまくやらなきゃ」
亜嵐さんの手が私の頬を撫でる
亜「本当の愛を探しに行くんだね」
「っ…」
亜「僕の知る愛は…やっぱり間違ってたのかな…」
「っ、亜嵐さん…?」
亜「これはただの…監 禁だったのかな…」
見たことない亜嵐さんの目だった。
いつもは真っ黒で光なんてないのに、
そこには悲しさと寂しさと、苦しみがあった。
いつもの余裕な亜嵐さんじゃない。
うつむいた亜嵐さんの顔に手を伸ばした時だった。
パシッ
その手は亜嵐さんの手によって阻まれ、
次に顔を上げた時は、またいつもの彼になってた
亜「だとしても、君はもう僕達から離れられないよ」
「っ…」
亜「行きたいなら行けばいい。
でもきっと分かる。君はもう普通の愛は無理だ」
「そんなこと…んっ!」
突然重なった亜嵐さんの唇。
ゆっくり入ってきた生暖かい舌は、私の口内を
ゆっくり、じっくり、味わった
「んんっ…//」
亜「…感じちゃダメでしょ?
他の男のものになるんだから…」
「そんなこと言ったって…んっ…」
亜「もう最後のキスなんだから…じっくりさせて…」
「うわっ…」
亜嵐さんは私をお姫様抱っこすると、
自分の部屋に連れていった。
あまり入ったことのない亜嵐さんの部屋で
彼のベットにそっと下ろされる
また激しく重なる唇
「んんっ…はぁ…んっ…」
亜「彼はこんなキスしてくれるのかな」
「んっ…やっ…そこはっ…//」
亜「彼はAが耳が弱いことを知ってる?」
「やめっ…」
亜「彼はどこまで君をヨロコばせられるかな」
「んあっ…//」
亜嵐さんは私の弱いとこばかりを責め続けた
亜「僕は知ってるよ、Aのことはなんでも」
「亜嵐さっ…ん…」
亜「だから、ちゃんと帰ってくるんだよ」
「ああっ…!//」
亜嵐さんは私を優しく、優しく抱いた
こうゆう時に限って、彼は優しかった
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ゆりか(プロフ) - ドロドロ楽しみにしてます^ ^ (2020年11月22日 3時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まあさの | 作成日時:2020年11月21日 23時