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#103 ページ3

you side




「…え?」




今…なんて?





樹「…あの時は勇気が出なくて言えなかった」

「…」

樹「俺は、Aが好きだ」

「…スキ…?」






好きって…なに?





樹「俺がAをちゃんと愛する」

「っ、ちゃん…と?」

樹「正しい、普通の方法で」

「普通の方法って………っ!」






感じたことの無い温もりに包まれた。

彼らとは違う、柔軟剤の香り。



それに、感じる何か。






樹「俺がAの居場所になる」

「っ!」






何…これ…

何かが伝わってくる。
心がとても暖かくなる。


これは同情でもない、友情でもない…






愛情…








prrr…







「っ、ご、ごめん…」

樹「っ…」






樹から離れて電話に出る





「も、もしもし」

壱「何してんの」

「っ、ご、ごめんなさい、」

壱「早く帰ろ」

「はい…」






電話を切る。

早く…帰らなきゃ…






「じ、じゃあ…」

樹「…いつか分かるから」

「っ、」

樹「俺が、ちゃんと教えてあげるから。
考えといて欲しい」

「……分かった」






店を出る。



寒くなってきた外に息を吐く。






「…寒い」






樹は、とても暖かかった。






壱「A」

「っ、」

壱「なんか、顔赤いけど大丈夫?」

「あっ、だ、大丈夫です」

壱「そっか、ほな帰ろか」

「はい」

壱「あっ、A」

「はい?っ…んっ」

壱「…はぁ…愛してるで…」

「っ…わ、私も…です…」









私には彼らしかいない…







"樹『俺がAの居場所になる』"









彼らしか……

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ゆりか(プロフ) - ドロドロ楽しみにしてます^ ^ (2020年11月22日 3時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まあさの | 作成日時:2020年11月21日 23時

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