・Ep109 ページ16
２人でキャンプ場を出て、
下り坂をゆっくり下りてく。
さすが、山の中にあるキャンプ場。
下り坂で膝がガクガクする。
なぜか私たちは、お互いに無言で。
やっぱりかって感じ？
いやもう、気まずくなるのとか想像ついてたからね！
壱「A、今さ下り坂やん？」
『え、うん。』
壱「下り坂、下りきったらすぐに買い出し出来るようなスーパーあんの？」
『え……、』
うわー。
世間知らずがへましたらこうなるんだ。
え、山を下り終わって、どの方向に行けばスーパーか、
なんて全く知らずに来た。
疑問にも思わなかったんだけど？
え、どうしよ。
壱「山下ったら、すぐのとこにスーパーあんの？」
『う……、わかんな、い。』
壱「フッ！
だろうなー。」
壱馬はそう言うと、
ポケットからスマホを出して、手慣れた感じで操作。
え……、。
スーパーの場所がわからないってこの事態の中、
スマホで遊んでられるの？
おいおい、川村強いな。
壱「お、右行けばあるわ。」
『え？』
壱「スーパー、小さいのが下って右に行ったら１５分くらいである。」
まじか！
よかったー。
って、
『なんでわかるの？
壱馬って、千里眼かなにか使えるの？！』
壱馬、いつからそんな能力を！
感極まっていると、目の前の壱馬はなぜか固まる。
壱「A、ググるって知らへんの？」
『ググる？
なにそれ。』
壱「あー、可愛いわ。
世の中の事、なんも知らへんな。」
固まっていた壱馬は次は笑い出した。
なに。可愛いって。
世の中の事は確かに今、
マネとして働きながら学んでるから、知らないかも。
壱「ほら、こうやって調べられるんよ。
アプリで調べれば、たいていのことはわかる。」
壱馬がスマホの画面を見せながら、
壱馬がスーパーの場所が分かった理由を話す。
『すごいね。
知らなかった、スマホってそんなことできるのか。
私、持ってるくせに知らなかった。』
壱「まー、知ってた方がいいはいいよな。」
『旅の途中で迷子になっても自力で帰れるね。』
壱「んー、帰れないことはないな。
でも、迷子なんてならへんよ。」
『なんでわかるの？』
壱「え？俺が秒でお前のこと見つけるから。
あ、ここ右やわ。」
なにそれ。
ドキッとした自分がいるが不思議。
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北人大好き - ゆめゆめ。さん» お久しぶり、元気ですか？最近コメントできなくてごめんなさい (2020年4月27日 15時) (
レス) id: 2678dd635d (このIDを非表示/違反報告)
無 - すごく続きが気になります！更新待ってます (2020年1月21日 19時) (レス) id: 06b55d11a8 (このIDを非表示/違反報告)
北人大好き - ゆめゆめさんの励みになるなら、こっちも嬉しいよ！ (2019年12月14日 14時) (レス) id: 2678dd635d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめゆめ。(プロフ) - 北人大好きさん» いっつも嬉しい事言ってくれるやん！ありがと！ (2019年12月11日 21時) (レス) id: b14634d302 (このIDを非表示/違反報告)
北人大好き - こちらこそよろしくね♪ずっーとゆめゆめさん応援する (2019年12月10日 16時) (レス) id: 2678dd635d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめゆめ。 | 作成日時：2019年10月10日 15時
