本当か ページ13
7回裏の攻撃が終了した。今はヤクルトが一点を追いかける場面。
山田side
プロに入って、こんな場面は何回も見てきた。
何回も切り抜けてきた。
でも今日は、応援席で東京音頭で見よう見まねで傘を回している君が見えた。
哲「そういや、名前も知らんなぁ。」
村上「どうしたんですか?哲人さん?」
哲「ん?いやぁ、なんでもないわ。」
村「ハマスタの時に口説いてた女の子ですか?」
哲「え?なんで知ってんねん。」
村「見ちゃったんです。すみません。遠目から見ても可愛い人でしたね。交換できたんですか?」
哲「いや、断られてん。」
村「え?哲人さん断られたんですか?」
哲「神宮のいつかの試合見に来るからそのときにホームラン打ったらええって。ほんで、さっき見つけたわ。」
村「よかったじゃないですか。これからホームラン打つんですか?」
哲「当たり前やろ。打ったるわ。」
Aside
7回の攻撃が終わった。
ヤクルトは1点を追いかけてる状況、攻撃が終わって東京音頭が流れたから見よう見まねで傘をぐるぐる。
もしかしたら、見つかってしまったかもしれないと思いながらも野球観戦を楽しむ。
A「野球観戦って楽しいんだな・・・。」
この間は知らないことが多すぎて、素直に楽しめなかった。
でもこんかいは違う、今最高に野球観戦楽しい!!!
今回の試合は、惜敗と終わった。
でも、山田選手はホームランを打っていた。
崎「こんばんは、見に来てくれたんですね。今回もこの後予定ありますか?」
A「あ、お疲れ様です。いえ、特には・・・。」
崎「それは良かったです。では、あのときのように入り口で待ってていただけませんか?」
A「わかりました。」
また、呼ばれてしまった。
という事は私の事を見つけたのだろう。
ネットでは、あまり目が良くないというのが載っていたが嘘なのだろうか・・・。
まぁ、いいか。
とりあえず、入り口にいこう。
少し期待している自分がいた。
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作者名:しん | 作成日時:2019年9月22日 17時