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バスケ ページ38

「じゃあそれでお願いします。」

店員「かしこまりました。」

「・・・はぁ。」

注文をし、ガチャンと店員さんが扉を閉めると、ため息を一つ吐き、帽子を外す。

黄「ふぅ〜、疲れたッスね〜!」

黄瀬も変装を解く。

「ちょっと、眼鏡はつけといて、この後料理が来るんだから。外すのは終わった後。」

黄「あ、そうッスね!頭いいッスね奏斗っち!」

いや考えればわかるだろ!あと頭の良さ関係ない!

「・・・何も変わってない。」

黄「ん?なんスか?」

「あ・・・、なんでもない。」

声に出たのだろうか・・・。もう少し気をつけなきゃ。

「あ、そうだ!黄瀬君に聞きたい事があるんだけど。」

黄「涼太でいいッスよ!」

「じゃあ黄瀬で。」

黄「・・・いや涼太って「黄瀬。」

黄「・・・涼「黄瀬。話進めていい?」

黄「・・・はいッス・・・。」

「黄瀬ってさ、キセキの世代なんでしょ?」

黄「そうッスよ?なんで知ってるんすか?あ、もしかしてアメリカにまで知れ渡ってるとか!」

なんで直球で質問してしまったんだろう私は。

「あー、うん。そうなんだよね。」

黄「マジッスか!」

ううん。嘘。

黄瀬が単純でよかった。

「キセキの世代の・・・中学3年生あたりの話を聞かせてもらってもいい?」

黄「いいッスよ!」

黄瀬よ。普通そこはなんで?って思うところだよ。





そこから私は様々な事を知った。

キセキの世代の開花。

それによってチームプレイがなくなってしまったこと。

最後の全中ではわざとあの点数にしたこと。

だからあの時の皆は笑顔じゃなかったのか。

悲しかった。ただひたすらに。

黄「俺・・・その時は優勝して当たり前って思ってたんス。けど・・・高校入って初めて負けて。」

黄「そこから、皆で協力して試合するのが楽しくなったんス。」

「・・・負けた?」

キセキの世代が5人から1人になった所でまず勝つなんて難しい。

その中の黄瀬を負かしたって・・・。

黄「そうッス!黒子っちっていって・・・すっごいんスよ黒子っち!」

そこから黄瀬は永遠と黒子について語った。

そうか、黒子が黄瀬を戻してくれたのか。

あの写真にいなかったからてっきりバスケをやめたのかと思った。

まだバスケやってたんだ。

「・・・黄瀬。」

黄「なんスか?」

「バスケ、楽しい?」

黄「最っ高に楽しいッス!」

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manaekaki(プロフ) - Rinさん» 見てみたらそうでしたね!直しておきます!ご指摘ありがとうございました! (2016年9月10日 22時) (レス) id: 7bb55a48ed (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 龍之介の一人称は「僕」ではなく「俺」ではないですか? (2016年9月10日 20時) (レス) id: 42ba435213 (このIDを非表示/違反報告)
manaekaki(プロフ) - 二次元LOVEさん» コメありがとうございます!面白いと言って頂けてとても嬉しいです!これからも頑張ります! (2016年8月27日 11時) (レス) id: 02c8dea248 (このIDを非表示/違反報告)
二次元LOVE - とっても面白いですね!これからも、更新頑張ってください!応援しています! (2016年8月27日 10時) (レス) id: 39c33adda0 (このIDを非表示/違反報告)
manaekaki(プロフ) - 胡蝶さん» なんどもコメしてくれてありがとうございます!天にぃ気に入ってくれて良かったです!これからも更新がんばります! (2016年8月25日 23時) (レス) id: 7bb55a48ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:manaekaki | 作成日時:2016年8月22日 11時

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