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嬉々 ページ36

次の日。

私は普段よりも少し気合を入れて家を出た。

マネージャーと仕事先まで車で行き、スタジオに入っていく。

「お疲れさまです!今日はよろしくお願いします!」

時間については9時より前に到着。

プロとしてはあたりまえだろう。

カメラマン「おお!奏斗くん!初めまして!いやー、本物は眩しいね!」

「いやいや、そんなことないですよ。」

カメ「まあ、今日はよろしくね!黄瀬くんがまだ来てないから少し待っててもらえる?」

「はい。」

メイクはすでに自分でしているので必要はない。

色んなスタッフと話をして暇をつぶし、チラッと腕時計を見たら時間はちょうど9時。

そろそろ来るかな・・・?

黄「お疲れさまッス!今日も頑張るッスよ!」

そう言いながら元気にスタジオに入ってくる黄瀬。

涙が溢れそうになるが、ここは我慢をする。

嬉しかった。こんな形でも再開出来た事が。

黄「あー!」

いきなり叫んだと思ったらこちらにダッシュしてくる黄瀬。

黄「君、九条奏斗君ッスよね!?うわ、本当に女の子ッスか!?」

ちょ、うるせえ。鼓膜破れる。

「うるさいよ駄犬。」

黄「んな!?」

あ、やばい、本音が・・・。言っとくけど私は天みたいに裏で毒舌なワケじゃないからね?

「ごめんごめん。本音が。」

黄「本音なんスか!?ん?あ、はーい!」

がっかりしているところをメイクさんにお呼ばれされた黄瀬はおとなしくメイク室に入っていく。

私も服を着替えなければいけないので、その場を後にした。





カメ「いいよ!二人とも!じゃあちょっと目線外してみようか!」

私は言われた通りカメラから目線を外す。

チラッと黄瀬を見るとなぜが頬が赤く染まっていた。

・・・なぜだ?

カメラマンもダメだとおもったのか、休憩を入れる。

「黄瀬君。」

私は椅子に座っている黄瀬君の隣に座る。

黄「・・・!なんスか?」

「なんでさっきから頬が赤いの。」

黄「え、わからないんスか?」

「うん。」

黄「だって、奏斗くん・・・。露出度高くないッスか!?」

「・・・は?」

黄「だって女の子ッスよね!?」

・・・ああ、そういう事ね。

今の私は前のボタンを胸元以外全部晒し、肩も片方出ている状態。

ズボンも結構際どいラインまで下がっている。

今回のコンセプトはセクシーだからこんなもんだ。

「黄瀬君もそうじゃん?」

黄「俺は男だからいいんスよ!」

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manaekaki(プロフ) - Rinさん» 見てみたらそうでしたね!直しておきます!ご指摘ありがとうございました! (2016年9月10日 22時) (レス) id: 7bb55a48ed (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 龍之介の一人称は「僕」ではなく「俺」ではないですか? (2016年9月10日 20時) (レス) id: 42ba435213 (このIDを非表示/違反報告)
manaekaki(プロフ) - 二次元LOVEさん» コメありがとうございます!面白いと言って頂けてとても嬉しいです!これからも頑張ります! (2016年8月27日 11時) (レス) id: 02c8dea248 (このIDを非表示/違反報告)
二次元LOVE - とっても面白いですね!これからも、更新頑張ってください!応援しています! (2016年8月27日 10時) (レス) id: 39c33adda0 (このIDを非表示/違反報告)
manaekaki(プロフ) - 胡蝶さん» なんどもコメしてくれてありがとうございます!天にぃ気に入ってくれて良かったです!これからも更新がんばります! (2016年8月25日 23時) (レス) id: 7bb55a48ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:manaekaki | 作成日時:2016年8月22日 11時

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