【アイナナ×黒バス】私は九条になった。

男装 ページ18

ついに中学校生活が終わり、あとは九条さんの帰りを待つのみになった。

ちなみに今は、

「・・・誰だこれ。」

鏡に写っている謎の美少年にびっくりしています。

女「お、いいねーかっこよくできた！」

外見に関しては悩みに悩みまくり、結局決まらなかった。

どんな感じにしたら売れるとか、そういうのをずっと考えていたから。

よって男装当日、九条さんに紹介されたであろう女の人にお任せしたのだ。

つまり投げやりである。









これはお昼頃の出来事。

女の人は家に入るなり

女「私の名前はアレクサンドラ=ガルシアだ！アレックスと呼んでくれ！」

「あ・・・はい・・・。よろしくお願いします・・・。」

いきなりハイテンションで入ってきたアレックスに若干動揺した私を尻目に、私のサイズに合わせた、男物の服を大きいカバンから取り出し、ほかにも色々な小道具を出して、

女「じゃあまずはこれに着替えるぞ！」

「！？」

そのあとはアレックスに外見はお任せで構わないと言ったところ、

かなり遊ばれた。うん。遊ばれた。

途中で

アレックス「よし、じゃあ今から目をつぶれ！絶対に開けるなよ！」

と言われ、実際何されてるかわからないから若干怖かった。

アレックス「今から髪切っちゃうけど平気か？」

「はい。」

そう答えるとすぐ服の上にマントのようなものを被せられ、ハサミの音がし出す。

それと同時に頭が軽くなっていく感覚がする。

別に髪を伸ばした理由なんてないし、他の女の子みたく髪を命とは思わない女だから抵抗なんてなかった。

しばらくすると、これは・・・髪染の匂い？

独特な匂いからすぐにわかった。

まあその後は目を瞑ったままシャワー室に連れて行かれたりと少しひどい目にあった。

服が濡れないように水を頭に浴びせられる。

髪を乾かし終えたのかドライヤーの音が止まる。

その後は髪を少しいじられた。

その後はメイク。

顔が少しくすぐったい。

アレックス「よし、これで最後だ。A、自分でコンタクトつけられるか？」

「はい。」

アレックス「じゃあ目の前に鏡あるから下向きながらつけて。」

私は二つ返事でおとなしくつける。

アレックス「よし、いいぞ！鏡見てみ！」

やっとかと思い、目の前にある鏡を見る。



そして冒頭に至る。

綺麗にセットされた綺麗な金髪。

綺麗な顔立ち。

透き通るような青い瞳。

格好良い服。

目の前には、今までに見たことがないような

美少年が写っていた。

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