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準備 ページ11

あれから両親に承諾を得たことを九条さんに話し、一度九条さんと私だけで会うことになった。

最寄り駅で待ち合わせという事になり、待ち合わせ時間の15分前に着く。

少し早く着き過ぎてしまったので、暇つぶしに携帯を取り出し、イヤホンを耳に当て、Re:valeの曲を聞く。

しばらくすると、

チョンチョンと肩を突かれる。

今は11時55分と待ち合わせ時間の5分前だ。

来たかと思いイヤホンを外しながら後ろを振り向く。









黒「どうも。」









「ぎゃあああああああ!!!!!!!」

周りの一目を気にせず叫ぶ。

黒「周りの人に失礼ですよ。」

「お前のせいだろ!」

はあ・・・とため息をつく。

「なんでここにいるの?」

黒「今から本屋に行こうと思いまして。Aさんは待ち合わせですか?」

「うん。」

黒「・・・よかったです。」

「・・・何が?」

黒「なんかAさん、スッキリした顔をしていたので。悩みは解決したんでしょう?」

「・・・うん。ごめんね、昨日は。誘ってもらったのに勝手に帰っちゃって。」

黒「いいんですよ。」









九条「Aちゃん。」

「・・・あ。」

黒子としばらく話をしていたら九条さんがやってきた。

腕時計を見るとちょうど待ち合わせ時間の12時。

黒「・・・えっと・・・。」

待ち合わせの相手は友達だと思っていたのだろうか。

黒子は少し怪しげな目で九条さんを見ていた。

九条「Aちゃんのお友達かい?」

黒「はい。黒子テツヤです。」

九条「そうか。僕はAちゃんの父親だ。」

九条さんは名乗らなかった。

まあ、ここで名乗ってしまったら苗字で思い切りバレちゃうからね。

・・・父親・・・か。

仮にも私はこの人の娘になるんだ。

黒子の疑念を解くためにも、これからの為にも、親子らしく接しなきゃ。

黒「そうなんですか・・・?」

黒子は今だに疑念を解かない。

まあ顔全然似てないしね。

「うん。私のお父さんだよ。」

この前皆でカフェに来た時はお父さんはいなかったから、ここで[父親]に会うのは初めてのはずだ。

よかった・・・。会ってなくて。

私がそう言ったのか、疑念が解けたようだ。

黒「それでは、僕はこれで。」

「うん。また学校でね。」

黒「はい。」

そう言って黒子は本屋に向かい、私と九条さんは九条さんが予約したというレストランに向かった。

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manaekaki(プロフ) - Rinさん» 見てみたらそうでしたね!直しておきます!ご指摘ありがとうございました! (2016年9月10日 22時) (レス) id: 7bb55a48ed (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 龍之介の一人称は「僕」ではなく「俺」ではないですか? (2016年9月10日 20時) (レス) id: 42ba435213 (このIDを非表示/違反報告)
manaekaki(プロフ) - 二次元LOVEさん» コメありがとうございます!面白いと言って頂けてとても嬉しいです!これからも頑張ります! (2016年8月27日 11時) (レス) id: 02c8dea248 (このIDを非表示/違反報告)
二次元LOVE - とっても面白いですね!これからも、更新頑張ってください!応援しています! (2016年8月27日 10時) (レス) id: 39c33adda0 (このIDを非表示/違反報告)
manaekaki(プロフ) - 胡蝶さん» なんどもコメしてくれてありがとうございます!天にぃ気に入ってくれて良かったです!これからも更新がんばります! (2016年8月25日 23時) (レス) id: 7bb55a48ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:manaekaki | 作成日時:2016年8月22日 11時

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