虹村と幼なじみのキセキ物語【最強女主】Part4

キセキ物語127 ページ9

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「白咲！抜いたー！」


「うお！でも10番まだ諦めてない！」


「抜かれてから追いかけるのが速いな！」







高尾の隙をつきドライブして抜いたあと、思った以上に反応が速く、後ろから追いかけてくる足音が聞こえる。


先取点取られた分、修のダンクで取り返そうと思っていたが、このままパス態勢に入れば後ろにいる高尾にまたスティールされるのが目に見えている。


.....ここは仕方ない。







ダンッ！







高尾「っ！.....(パスコースを急に......くそっ....間に合わねぇ！)」







俺はパスの態勢にはならず、ドリブルしたままから3Pラインにいる主将に地面に叩きつけるようなパスをおくった。


相手のマークが間に合わず、主将はそのまま3Pシュートを打ち、3点取ることができた。







貴(....高尾が鷹の目(ホークアイ)を持っている以上、パスコースが限定される。慎重にパスしねぇと。)


宇野「白咲！くるぞ！」


貴「！」ｷｭｯ







....高尾のPG。


こちらに走ってくる高尾を見据える。俺と同じく広範囲を見渡せる鷹の目(ホークアイ)はとても厄介だな。今までこんな選手見たことがない......。


俺は一息ついて落ち着かせたあと、高尾のディフェンスにまわって距離を一気につめた。






「流石白咲！」


「ディフェンスもすげぇ！」






高尾「やぁっべ.........









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......なぁんてな♪」









貴「！」




ダンッ！









俺がディフェンスをつめたので、高尾は攻めあぐねている様子だったが、それは全くの嘘。


高尾は股下のパスを使い、後ろを一度も見ていないが....確かに後ろにいるSGにパスを出した。適当にパスしたかと思ったが、パスはしっかりとSGの手に.....。







高尾「こーゆーのって....

........どんな試合状況だったとしても....









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......楽しんだもん勝ちっしょ♪」









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貴「やるなー高尾w......んじゃ、こっからは俺も楽しもうかな....((ﾆｯ」


高尾「.....上等ッスよ.....((ﾆｯ」








......ドリブルの上手さ、それに加えてトリッキーな動き。けど......まだいらない動きがプレーの中にやや混ざっている。1年でここまでの完成度ってのはすげぇよ。高尾。






......その後、第1Qと第2Qは俺たちのリードで終わり、インターバルに入った。

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