虹村と幼なじみのキセキ物語【最強女主】Part4

番外編4 ページ34

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ｻﾞｧｧｧｧｰｰｰｰ......








夕方になっても雨は一向に止む気配が無く、それどころかどんどんと酷くなってきている。

ショッピングモールの出口に来ると外はもう暗く、その中を仕事帰りの人たちが傘をさして帰り道を急いでいた。

オレは買ってもらった新しいバスケットボールを手に、母さんと出口から外に出た。



母「あら〜....止まなかったかぁ;」


貴「母さんどーする？」


母「だーいじょぉぶ♪さっき傘買ったから。これで帰りましょ。」


貴「うん！」



オレは母さんがさしてくれた傘の中に入り、ショッピングモールを出て歩き始めた。









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ﾋﾟｶｯ!!.....ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ.....









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雷鳴まで轟き出して、雨の音しか聞こえないほど荒れ始めた。風はないのだが、雨の勢いはすごく、傘が壊れるんじゃないかと思うぐらいだ。



母「今日はAの好きなチーズハンバーグでも作ろうかな♪」


貴「ほんとに！？今日めっちゃ良い日じゃん！」


母「ふふw....入学祝いもしたいしね♪」


貴「母さんありがとう！」









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そのとき









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あの予期せぬ事態が起こったんだ









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俺も...母さんも...帰り道を急いでいる人達も....









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誰もが気付かなかった









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デカい看板がビルの上から落ちてくることに。









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ｷﾞｷﾞｨ.........









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.........ﾊﾞｷｯｯ









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「ね、ねぇ....あれ....何？」


「なんか落ちてくんぞ......！」


「え......やっ........きゃぁぁああぁぁあ！！！」








貴「....何？」









通行人の悲鳴が聞こえたかと思えば、そこにいる人たち全員がある一点を見つめていた。

オレも同じく上を見た瞬間









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嘘なんじゃないかって疑った









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なぜかって









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頭上のすぐ近くにデカい看板が....









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貴「......えっ......。」









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母「A！！！！！！」









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そこでオレの意識は途絶えた。

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