虹村と幼なじみのキセキ物語【最強女主】Part4

番外編3 ページ33

−−−虹村side−−−








.....ﾎﾟﾂ.....








虹村「......ん？」



親父と手をつないで歩いていると目元らへんに冷たい雫が落ちてきたので袖で拭った。



虹村「......雨？」



空を見上げると先ほどまで雲がなかった青空に黒い雲が漂い始めていた。



虹村「親父.....雲が。」


虹村父「ああ......午後から降るってなってたな。」


虹村「Aたち傘持ってなかったよ？」


虹村父「.....大丈夫さ。夕方には止むはずだからね。私たちも急いで家に戻るぞ、雨が降る前に。」


虹村「.....うん。」



オレたちは家に繋がる道を急いで歩いた。








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虹村(......嫌な雲だな....。)









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＊









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−−−貴方side−−−





貴「....母さん降ってきたよ。」


母「あら....本当ね。」




ショッピングモールで入学式の買い物が終わり、そのついでに私服を買おうということで服があるコーナーを見ていた。

そしてふと、窓を見てみると外はあんなにも晴れていたのに雨がポツリポツリと降り始めてきた。




母「確か.....夕方には止むだろうし....。それまでここにいるしか.....あ、そーいえばあっちにスポーツ店できたらしいから行ってみる？」


貴「スポーツ店！？うん！行きたい！wktk」

母「ふふw」


貴「うちにあるバスケットボールの皮、もうツルツルになっちゃったから新しいボールがほしいの！」


母「ええ。いいわよ((ﾆｺｯ」


貴「やたぁぁぁ(°∀° )/!!!」ﾀﾞｯ


母「ぁあこら！.....もぉ。」






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....あのときの母さんは、スポーツ店へ走っていった俺の姿を微笑みながら見つめていたことなんて......俺は知らない。

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