キセキ物語147 ページ29
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貴「.....で？修の父さんに何があったんだ？」
虹村「急に聞くかよ.....いいけどよ。」
俺たちは皆よりも早めに夕食を後にして、外にあるバスケットゴールのところへとやってきた。
修の父さんに何があったのか聞くべく、今誰もいないこの場所にやってきたのだ。その辺にあったボールを手で打ち付けバウンドさせ、手に持ち修にパスした。
虹村「.....なんだよ。」ﾊﾞｼｯ
貴「なんとなく。」
虹村「......。」
修はボールを見つめながら黙っていたが、少しすると口を開いた。
虹村「......春から入院してんだ。親父。」
貴「はぁ？.....聞いてねぇぞ。」
虹村「親父が誰にも言うなって言ってたからよ。.....心配されんのが嫌だったんだろ。」
修の父さんが入院していたなんて.....。見開いた目が戻らない。小学の頃、うちの父さんが海外に行ってしまい1人だった俺を気にかけてくれたのは修の父さんだった。
作ったご飯を届けに来てくれたり、家に招待してくれたり、修と一緒に遊園地に連れてってくれたり.....。
さまざまな思い出がある。修の父さんは.....俺にとって第二の父さんでもある。そんな人が入院だなんて....。
虹村「去年から....咳とか酷かったんだ。んで、1ヶ月くらい前に親父はぶっ倒れた。
.....意識は取り戻したけど、病室のベッドで寝たっきりだ....。」
貴「....何の....病気だよ？」
虹村「わからない。.....医者が言うには今の日本の医療技術じゃぁ治せないって....。重い病気らしい。」
貴「....っ....。」
虹村「おいおいw死ぬって訳じゃねぇんだ。そんな顔すんな、A。」
......んなこと言っても....
苦笑いしているお前の方が辛そうに見えんぞ。
母さんも病で亡くした修にとっては酷だろう。けど.....まさか.....修の父さんまで.....。
貴「.....今度......見舞い行ってもいいか？」
虹村「ああ。親父もきっと喜ぶよ((ﾆｶｯ」
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ｽﾞｷﾝｯ.....
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.....はにかんで笑う修は.....
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とても....切なく見えて、胸の奥が痛んだ。。
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貴「！」ﾊﾞｼｯ
突然、修が俺にボールを投げてきた。
虹村「......俺は親父のためにも全中へ行ってみせる。」
貴「！」
修の目は.....真剣そのものであった....。
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だお(プロフ) - 輝砂羅さん» 女子が混ざるっていうのは普通はあり得ないですけど、そこを許してくれる方で私も嬉しいです(*^^*)あれ、全中と書かなければいけないところでインターハイと書いてたところありました！？どの部分かも教えて頂けるとありがたいです(^_^;) (2017年3月4日 21時) (
レス) id: a5add35eb1 (このIDを非表示/違反報告)
輝砂羅 - すごい話好きです！黒バスで夢主選手なの少なくてすごい嬉しいですーでも、インターハイじゃなくて全中はインターミドルですよぉ (2017年3月4日 17時) (レス) id: 6cc67531f3 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - だおさん» 早くに返信ありがとうございます！これからも頑張ってください！！ (2015年12月27日 13時) (レス) id: 92171fed6d (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - みぃさん» 期限が終わってしまったのでしょう。今から貼り直しますのでお待ちください^_^; (2015年12月27日 12時) (レス) id: d490ebbd79 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - みぃさん» 一番好きなんですか!?とても光栄です(｡>艸<)頑張りますね♪ (2015年12月27日 12時) (レス) id: d490ebbd79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だお
| 作成日時：2015年9月20日 18時
