夢物語58 ページ16
−−−ゴールドside−−−
ゴールド〔今何って言った・・・ブラック。〕
貴〔このままだと負けるって言ったんだ。お前も薄々感じていたと思うんだが・・・その眼に何が映っている?〕
俺と同じ眼を持った奴に出くわした矢先に、ブラックが火のついた俺の気持ちの持ち用に油を注いできた。目の前で・・・ベンチに座っている俺を見下ろして。つい気が早まった俺は勢いよくブラックに掴みかかっていた。
シルバーといい、他の連中は俺の行動を見て驚いている。そんなことはどうでもいい・・・襟を掴み、引き寄せたブラックの目を睨みつけた。確かに今の現状としてはあちら側に流れを持っていかれてる。
だが・・・
ゴールド〔俺が負けるはずない・・・絶対にだ。〕
貴〔絶対・・・か。それはどうだか。〕
ゴールド〔・・・・・・何が言いたい?今までだって俺のおかげで勝ってきたんだ、これからだってそうさ。何があろうと負けるなんて有り得ねえんだよ。〕
貴〔じゃあ何故今・・・俺に掴みかかった。いつものクールさはどこへいったんだ?ナッシュ・・・俺との約束覚えているだろうな?そんで俺が言ったことも。〕
ゴールド〔・・・!〕
図星を突かれたかのようにブラックの言葉が突き刺さった気がしたのも束の間、そう言い放ったブラックが襟を掴んでいた俺の手首を掴んだのだ。たとえ何があろうと、心情を表へあまり出さないこいつが・・・
何故お前はいつも・・・
そういった目しか俺に向けないんだ。
貴〔・・・ナッシュ。〕
ゴールド〔・・・ああ、覚えているさ。俺が勝ち続ける限り、お前は俺に力を貸すんだ。お前が何を考えているのかさっぱり分からねえがな。〕
貴〔・・・〕
.
.
.
貴『お前には欠けてるモノがあんだよ。』
.
.
ゴールド〔なあ、ブラック・・・〕
貴〔・・・〕
ゴールド〔俺に欠けているモノって何だ?〕
貴〔さあ・・・それは、お前自身の"眼"で見るといいさ。そろそろ出し惜しみなんてしてないであいつらを捻り潰したらどうだ?そしたら・・・答えは見つかるかもしれねえ。〕
ブラックは俺の手を払い除け、コートへと体を向けた。いつの間にかタイムアウトが終わっているのに気づけなかった俺も腰を上げた。
くそが・・・
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mirano助 - 裸の付き合い...だとゥ!虹むーはどうしたよ..ww (2017年7月24日 20時) (レス) id: 95d5bed698 (このIDを非表示/違反報告)
ARATA(プロフ) - ただただ裸の付き合いとやらが気になって仕方ない (2017年7月23日 1時) (レス) id: 2a293a154d (このIDを非表示/違反報告)
あぐり(プロフ) - すみません!文章間違えました!ただしくは、続編とても楽しみです! (2017年7月22日 23時) (レス) id: dc32da4bf3 (このIDを非表示/違反報告)
あぐり(プロフ) - 裸の付き合い…虹村は知っているのかw w続編とても他の君です! (2017年7月22日 23時) (レス) id: dc32da4bf3 (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 立て続けに更新ありがとうございます! (2017年7月22日 23時) (レス) id: b9f12d00ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2017年4月20日 23時