夢物語57 ページ15
−−−高尾side−−−
景虎「現状を確認するぞ。」
俺たちベンチ組が真ちゃんたちにスポドリやタオルを渡し終えたのち、景虎さんがベンチの前に立って話し出した。
景虎「今こちらのオフェンスは緑間のチェックが厳しく外はまず使えない。かと言って中もシルバーの脅威がある。さっきは決めたがいつ止められてもおかしくねえ。」
黒子「・・・」
景虎「逆にディフェンスはシルバーにボールを渡さないように守っているが、それでもほかの4人もお前達キセキの世代と遜色ない手練だ。それだけで止められるほど甘くはない。」
青峰「次は止めるに決まってんだろ!」
景虎「ああ・・・いつ止めてもおかしくねえ。つまり両チームほぼ五分五分。流れを引き寄せるような決定打がねえ。向こうはまだしもこっちはそれじゃ困る・・・ここで黄瀬が作った流れを途切れさせたら追いつけねえ。」
黄瀬「・・・」
赤司「・・・決定打はあります。」
景虎「!」
赤司「ひとつ訂正があります。先程外は使えないと言いましたが、うちの長距離砲は死んではいない。・・・3Pで差をつける。」
高尾「・・・・・・!」
赤司「とは言え"賭け"だが・・・出来るか?真太郎。」
緑間「フンッ・・・なるほど。だが賭けとは心外なのだよ・・・俺は常に人事を尽くしている。無論今日もだ。・・・俺のシュートは落ちん!」
真ちゃん・・・
周りのみんなは何を言っているんだという顔をしている。けど・・・真ちゃんの相棒である俺には分かってしまった。分かってしまったからこそ・・・急に胸のあたりがモヤモヤっつーか、おかしな感じになって・・・
なんだろうな・・・この気持ち。
無意識にひくつきそうになる表情筋を何とかバレないようにしていると真ちゃんの顔が目に入った。いつもと変わらぬ真剣そのものの顔は・・・躊躇いを知らない。その瞬間、先程よりも不安な気持ちは落ち着いたようだった。
真ちゃんは・・・
・・・チームのためにやるんだよな。
高尾「ふぅー・・・・・・」
緑間「・・・」
なら・・・俺からは何も言うことなんてねえよ。
真ちゃんが良いなら俺だっtッ・・・
ガタンッッッッッ!!!!
高尾「!」
・
・
・
その時・・・向こうのベンチで、ブラックがナッシュに胸ぐらを掴まれているのが見えた。
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mirano助 - 裸の付き合い...だとゥ!虹むーはどうしたよ..ww (2017年7月24日 20時) (レス) id: 95d5bed698 (このIDを非表示/違反報告)
ARATA(プロフ) - ただただ裸の付き合いとやらが気になって仕方ない (2017年7月23日 1時) (レス) id: 2a293a154d (このIDを非表示/違反報告)
あぐり(プロフ) - すみません!文章間違えました!ただしくは、続編とても楽しみです! (2017年7月22日 23時) (レス) id: dc32da4bf3 (このIDを非表示/違反報告)
あぐり(プロフ) - 裸の付き合い…虹村は知っているのかw w続編とても他の君です! (2017年7月22日 23時) (レス) id: dc32da4bf3 (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 立て続けに更新ありがとうございます! (2017年7月22日 23時) (レス) id: b9f12d00ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2017年4月20日 23時