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夢物語85〈超えるための選択〉 ページ43

−−−火神side−−−









葉山「経験の差・・・」


実渕「Aちゃんが皇后の眼(エンプレスアイ)を使い始めたのは中学に入ってから・・・まあ小学の時にも少し使ってたって聞くじゃない。それに対して征ちゃんが天帝の眼(エンペラーアイ)を開眼したのは中学2年。」


葉山「じ、じゃあ赤司は・・・」


実渕「その数年の差は大きな差となって表れる。ましてや征ちゃんがPGとして手本にしていたのは、紛れもなくAちゃんだわ。プレーの仕方だってほとんどがAちゃん譲りよ。」









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火神「くそ・・・一体どうすれば・・・!」


黒子「火神君落ち着いてください。ですが、白咲さんが本気になった以上ここからのプレーは制限されますね・・・」


赤司「テツヤの言う通りだ。僕と同等の眼をもつ白咲さんに対して通用する攻撃は限られる。キセキの世代である僕たちのプレーはまず不利に近い。そこでお前に頑張ってもらわないと困る・・・火神。」


火神「なっ・・・!」


赤司「何か問題でもあるか?」


火神「い、いや・・・」


赤司「・・・なら、僕の命令に従え。」キュッ









それだけを伝えた赤司は足早に元のポジションへと戻っていった。黒子も言ってたように、確かに先輩後輩の関係じゃあお互いの手の内が分かってしまっている以上、やりづらいのは分かる。けどよ・・・



赤司のあの余裕のない表情を見せつけられると、現状が分かっていても胸のざわつきが治まらない。それにあの青峰のシュートを簡単に外させるなんて・・・あの人はどんだけ経験を積んでるんだ。



その時、隣にいた黒子が話しかけてきた。









黒子「ごちゃごちゃ考えていても何も変わりません。それに・・・赤司君のあの表情は焦りだけのものじゃない。」


火神「は・・・?」


黒子「赤司君のパスさばき、的確な指示、周囲を把握する技術、それらは全て同じPGだった白咲さんから教えてもらったことなんです。そんな白咲さんを今・・・"超えようとしています"。」


火神「!」


黒子「1番緊張や焦りを感じているのはきっと赤司君です。それでも、もう彼は決して1人で戦うことなんてしない。僕たちも全力でプレーしましょう、火神君!」


火神「・・・・・・へっ、言われなくても分かってんだよ。勝たなきゃ何の意味もねえ!」









そして俺と黒子も再び走り出した。

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mirano助 - 裸の付き合い...だとゥ!虹むーはどうしたよ..ww (2017年7月24日 20時) (レス) id: 95d5bed698 (このIDを非表示/違反報告)
ARATA(プロフ) - ただただ裸の付き合いとやらが気になって仕方ない (2017年7月23日 1時) (レス) id: 2a293a154d (このIDを非表示/違反報告)
あぐり(プロフ) - すみません!文章間違えました!ただしくは、続編とても楽しみです! (2017年7月22日 23時) (レス) id: dc32da4bf3 (このIDを非表示/違反報告)
あぐり(プロフ) - 裸の付き合い…虹村は知っているのかw w続編とても他の君です! (2017年7月22日 23時) (レス) id: dc32da4bf3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 立て続けに更新ありがとうございます! (2017年7月22日 23時) (レス) id: b9f12d00ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だお | 作成日時:2017年4月20日 23時

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