恋物語492 ページ16
−−−黒子side−−−
ザァァァァーーーー……
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ジャリッ……
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青峰「……テツか。練習はどうしたんだよ。」
黒子「…赤司君に許可をもらって抜けてきました。青峰君……練習に戻りましょう。」
青峰「………何でだよ?」
黒子「…!」
青峰「何のために練習すんだよ?試合に出れば嫌でも勝っちまうのに?お前が言うように全力でやって戦意も失せた相手をこれまで以上に叩き潰せるようになりゃいいのか?」
黒子「っ…気持ちは分かります。けど…」
青峰「わかる?ははっ…何が分かるんだよ。教えてくれよ!お前みてーに1人じゃなんもできないような奴に何が分かるんだよ!!」
黒子「っ…!」
青峰「いっそ俺もテツみてーに生まれたかったわ!その方がよっぽど人生ハリが出るぜ!」
黒子「っ…僕だって……青峰君やみんなを羨ましいと思う時はある。できることならダンクだってやってみたいし、3Pを決めたり、ドリブルで相手をかわしてみたい。」
青峰「…」
黒子「けど、できないことを嘆いていても仕方がない!だから僕は全力でパスを回すために…」
青峰「…誰にパス回すんだよ?そのパスは。」
黒子「!」
青峰「黄瀬か?緑間か?紫原か?それとも俺だとしたら何のために?お前のパスが無くてももう…俺は1人でどんな奴にでも勝てちまうのに?」
黒子「…ッッ……!」
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『俺に勝てるのは……俺だけだ』
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青峰「あん時からお前のパスはもらってねえ…。ついこの間なのに…もうずいぶん昔のことみてーだ。」
黒子「…!」
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「俺は……もうお前のパスをどうやってとればいいのか忘れちまった」
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青峰君の頬を雨とともに…
涙がつたったようにみえた。
それと同時に…
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ヒビは修復できないモノになった
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なぜ
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こーなってしまったんだ
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ドリドリ - すごい遅れましたが.....完結おめでとうございます!この作品を見つけて数ヶ月...私が初めて夢小説を読み、はまった理由の一つでもあるこの作品。いや、シリーズが大好きでした!次の作品も応援しています!これからも頑張ってくださいね! (2017年1月9日 17時) (レス) id: 6309b863e0 (このIDを非表示/違反報告)
ももタ郎。(プロフ) - 一年半と完結!!おめでとうございます(〃ω〃)お疲れ様でした!!最後の最後まで主人公がカッコよくて惚れちゃいますね(´ー`)予告をみて、どうしようもないくらい興奮しました(〃ω〃)どの作品も全て応援しております( ^ω^ )次は、ハイキューっすね、お供します!! (2017年1月9日 9時) (レス) id: 76d1df2f9a (このIDを非表示/違反報告)
みずあいす - 完結おめでとうございます。今まで確認するのが生活の一部となっておりましたので少々名残惜しくはありますが、お疲れさまでした。次の作品も、楽しみにしていますので、頑張ってください! (2017年1月6日 19時) (レス) id: 94c5760bdb (このIDを非表示/違反報告)
空猫(プロフ) - 完結、おめでとうです!遅れてしまってごめんなさい。次も頑張ってね!! (2017年1月1日 16時) (レス) id: 5959501843 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 完結、おめでとうございます!次はハイキューですか…!?そうなら絶対見ますね!← (2016年12月28日 10時) (レス) id: bad4348c90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2016年10月7日 22時