虹村と幼なじみの恋物語【最強女主】Part9

恋物語471 ページ46

−−−虹村side−−−









貴「……行ったな……青峰。」


虹村「……ああ。」









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ベンチからコートへと駆けゆくベンチ入りメンバーたち。会場中も今までにない程活気立ち、俺たちの優勝を祝福してくれている。



そんな景色をベンチに座っているAとともに…2人で見つめていた。



長かった…



ここまで…



優勝したその瞬間…



いや…



青峰が俺たち『最強コンビ』を背に歩き出した瞬間…"3年生としての重圧(プレッシャー)"から解放された気がした。



終わったんだ…









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俺たちの物語が…









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虹村「俺たち……良くやった方だよな。」


貴「ああ。」


虹村「先輩たちにも迷惑めっちゃかけたけど、その分後輩共の面倒見れたよな。」


貴「ああ。」


虹村「チームを…………引っ張れたよな。」


貴「………ああ、そうだな。」


虹村「…」


貴「終わったな………俺らの物語。」


虹村「！」


貴「へへっ…こういっちゃーあれだけどよ、これまでの出来事全て…"物語"だと思うんだ。俺たちの手で作り描いた長い長い"物語"。」


虹村「…」


貴「泣いて笑って…仲間と過ごした日々がとても輝かしい。でももう二度とこんな"物語"は描けないな…きっと。」


虹村「………何でだ？」


貴「だってよ…









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「これが俺にとっての"最高傑作"だから」









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虹村「…！」


貴「楽しかったな…この2年半。」


虹村「……………まだだろ。」


貴「ん？」


虹村「お前は……まだまだこれから先だって"物語"を描き続ける。お前はそーゆー素質があるから。」


貴「…」


虹村「離れても俺に"物語"を…聞かせてくれ。」


貴「…」









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お前の"物語"が聞けるなら…



俺は…離れていたとしても、お前と走り抜けた"物語"を何度でも思い出せrｯ…









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貴「おいおい…誰が離れるなんて言ったよ。」









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虹村「……………えっ…？」

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