虹村と幼なじみの恋物語【最強女主】Part9

恋物語462&イラスト ページ37

−−−白咲父side−−−









〈まもなく決勝戦後半が始まります。選手は会場に集まってください。繰り返します…〉









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Aが泣き止む頃…



選手の招集を伝える放送が鳴り響いた…









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貴「………そろそろ行かねーと。」


白咲父「………そうか。」


貴「父さんも仕事頑張れよ！！優勝はちゃんと家に持ち帰ってやるからさ！」


白咲父「ああ……楽しみにしてるよ。…それとA、お前に聞きたいことがある。」


貴「…何？」


白咲父「…………"夢"は……あるのか？」


貴「！」


白咲父「……私はお前の道を歩んで欲しいと思っている。」


貴「……俺は夢なんてって思ってたけど、最近出来たんだ………"自分の夢"。」


白咲父「……何だ？」


貴「___________。」


白咲父「！」


貴「へへっ……んじゃ！行ってくる！！！」









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白咲父「…」









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今までずっと聞いてみたかったAの夢…



私の後継ぎをさせてもいいが…



AにはAの夢を持って欲しくて、そんな後継ぎ話なんて話したこともなかった。



"あの子には……自由でいて欲しい"



俺とあいつで願った思い…



天国で見ているのだろうか…



お前に負けないくらいバスケ好きで…



みんなに愛されてて…



そんなあの子の夢は…



お前をも越える夢になるだろうな…



ホント…



Aは…









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_____お前にそっくりだ_____









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ピッ…









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白咲父「……もしもし。」


虹村父［試合の様子はどうだ？］


白咲父「同点だ。だが……あの子たちなら勝ってくれるよ、きっと。」


虹村父［ははっ……そうか。］


白咲父「ああ……きっとだ。」

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