恋物語454 ページ29
−−−小野side−−−
ああ…
やっぱ見てて凄えわ…
あいつらのプレイ。
もう中学の時なんて2年前の話になっちまうけど、俺にとっての中学3年間はとても濃いモノだった。
特に3年生の時がな_____
地区大会前に一軍に上がってきたあの2人。白咲Aに虹村修造………まだまだ体の出来ていないひよっ子たちが幼い顔をして、それでも目を輝かせてやってきたあいつら。
挙句の果てには俺の短パンズリ下ろすし、ちょっとのことで喧嘩し始めるし、それはまあ大変なもので後輩の中でも一番手を焼いた。
それでも試合の時になると、いつもならバカやるあいつらが頼もしく感じて、あいつらがコートにいるだけで気持ちが和らいだ。
そんなあいつらももう3年生…
堂々と立ち振舞う姿に、手すりを握っている手に力が篭った。全身の震えが止まらない。
あいつらは…
こんなにも成長したんだな。
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鈴木「なんか……白咲たちを見てると、中学時代に戻りたくなるよね。」
小野「!」
上野「ああ確かに。……何だかんだ言って、あいつらシバくの俺の役目だったしな。いないだけでポッカリ穴が開いた気分だぜ。」
宇野「マジっスか?俺結構疲れたんスけど。」
佐々木「お前の場合、佐藤も加わったあのバカたちをシバいてたもんなwそりゃ疲れるわw」
小野「……クスッ。」
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願わくば…
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_____またお前らとバスケがしたい_____
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また同じチームとして…
ダンクを見せてほしい…
パスをしてほしい…
バカやってほしい…
皆で笑い合ったあの時間を…
もう一度……!
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小野「まっ………それは俺のワガママか。」
上野「いいんじゃねえの?ワガママで…」
小野「!………そうかw?」
上野「そうだよ、俺も同感だしな。」
鈴木「クスッ…」
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分かるか……お前ら。
俺たちがそう思う程…
お前らの存在ってのはデケぇんだ。
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ちぃ(プロフ) - きたー!!白咲クン達3年のラン&ガン!!キセキの世代が活躍してて当然だけどモヤモヤしながら読んでいて、やっと出て来て涙と共にカッコよすぎて鳥肌立ちました!! 読む度に惚れてしまう…白咲クン大好きッス( ´艸`)実際に居たらなーww← (2017年5月3日 18時) (レス) id: ec58b6055b (このIDを非表示/違反報告)
REDARM2(プロフ) - 最終章ですか...。出来たらその後のお話も見たいなぁ、って我儘ですかね?(苦笑) 更新お疲れ様です!!!いつも楽しく見させて貰ってます! (2016年10月7日 23時) (レス) id: 44a8fac9f8 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - ありがとうございます!1人1人に返信ができず申し訳ありません。コメントからいつも元気もらってます。ラスト彼らの行く末を見届けてくれたらと思います!これからもよろしくです(*^^*)!! (2016年10月7日 22時) (レス) id: d490ebbd79 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫ニサナ - 最終章…一年って早いですね。 白咲ちゃんと虹村先輩の物語好きです これからどうなっていくのか楽しみです。頑張ってください。 (2016年10月7日 18時) (レス) id: bb6d832eb8 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - 最終章・・・早い、もっと見たい。この物語すっごい好きだから。最後まで頑張ってください! (2016年10月7日 17時) (レス) id: dfd94ab019 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2016年9月3日 20時