恋物語452 ページ27
−−−笠松side−−−
海常監督「……あれが『最強コンビ』か。思ってた以上に土台がしっかりとしているチームだな。」
笠松「あいつらは仲間を思いやるチームッスからね。中学時代…戦ってみてつくづく思いましたし。」
海常監督「……そうか。」
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俺は高校生になり、バスケが強豪校の海常にスカウトされて海常に入学することを決めた。理由は何となくだったが、俺にとって海常がしっくりくる……そういった直感みたいなモノだった。
高校はインターハイも終わり、今は冬のウインターカップに向けての厳しい練習をしている。そんな合間に中学の全中を監督と共に見に来たのだ。
監督にとっては、来年海常に来てほしい選手に目星を付けておく為だと思うが、俺はあいつらの最後の試合を見たくて着いてきた。
決勝中盤…
出てきたあいつらのプレイを見て驚いた…
去年を遥かに凌ぐ…
あいつらのプレイに…。
テレパシーでも送ってんじゃねえのって思うぐらい完璧なチームプレイ。目と目を合わせただけで次のプレイを組み立てるなんて不可能に近いが、あいつらはそれをやって退ける。
それをやって退けるだけの…
"信頼"ってのがあるからなのか?
白咲の精密なパスを受け取った選手たちは、羽根を広げて伸び伸びとプレイをしている。不安な要素なんて何一つ見せないこのチーム。
だからこそ…
観客ですら魅了してしまう。
何せ……俺も"それ"を感じているから。
あいつらはただ力があるだけじゃねえ…
周りの奴らを魅了し…
そして…
やる気を起こさせてくれる。
見ているだけで鳥肌が立ち、早くバスケをしたいという気持ちが掻き立てられる。黙っていたくない。バスケをさせてくれ。俺にまた……あの緊張をくれ。
お前たちがいるその場所で…
もう一度…!
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「バスケをさせてくれ」
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海常監督「……そんなにバスケがしたいか。」
笠松「!」
海常監督「分からなくもないがな……彼らのプレイを見ていると"そういう気持ち"になってしまう。」
笠松「……そうっすね。」
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ちぃ(プロフ) - きたー!!白咲クン達3年のラン&ガン!!キセキの世代が活躍してて当然だけどモヤモヤしながら読んでいて、やっと出て来て涙と共にカッコよすぎて鳥肌立ちました!! 読む度に惚れてしまう…白咲クン大好きッス( ´艸`)実際に居たらなーww← (2017年5月3日 18時) (レス) id: ec58b6055b (このIDを非表示/違反報告)
REDARM2(プロフ) - 最終章ですか...。出来たらその後のお話も見たいなぁ、って我儘ですかね?(苦笑) 更新お疲れ様です!!!いつも楽しく見させて貰ってます! (2016年10月7日 23時) (レス) id: 44a8fac9f8 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - ありがとうございます!1人1人に返信ができず申し訳ありません。コメントからいつも元気もらってます。ラスト彼らの行く末を見届けてくれたらと思います!これからもよろしくです(*^^*)!! (2016年10月7日 22時) (レス) id: d490ebbd79 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫ニサナ - 最終章…一年って早いですね。 白咲ちゃんと虹村先輩の物語好きです これからどうなっていくのか楽しみです。頑張ってください。 (2016年10月7日 18時) (レス) id: bb6d832eb8 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - 最終章・・・早い、もっと見たい。この物語すっごい好きだから。最後まで頑張ってください! (2016年10月7日 17時) (レス) id: dfd94ab019 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2016年9月3日 20時