虹村と幼なじみの恋物語【最強女主】Part4

恋物語166 ページ46

−−−赤司side−−−









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赤司「……白咲さん、大丈夫ですか？」


貴「んー……」


赤司「…」









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急に気を失った白咲さん…



急いで抱き上げ、更衣室の長椅子に寝かせ、ジャージを掛けてあげた。体中がピンク色になっていることから、おそらくのぼせたのだろう。



唸ったりする時があるが、寝息を立てているから、一先ず安心だな…



落ち着いたのを見届けたあと、俺も体が冷えないうちに寝間着に着替えだした。









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貴「ｽｰ…ｽｰ…」


赤司「…」









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キスをしていた白咲さんの顔は涙で濡れ、頬は赤く、艶っぽかった。口の端からは俺と白咲さんのが合わさった唾液が流れていたのが鮮明に思い出せる…



白咲さんと強引にキスしてしまったのだ…



罪悪感もあった。けど、それ以上に抑えていた気持ちが勝ってしまい、我ながら酷い選択肢を白咲さんに与えた。









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貴『関わりをなくす……なん…て…』









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白咲さん…



あの言葉…



期待しちゃってもいいんですか…？



着替え終わった俺は、長椅子に仰向けで眠っている白咲さんに近付き、頬に手を添えた。









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貴「んっ……しゅぅ……」


赤司「……俺も…名前で呼ばれたいものだな…」









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こんなにも近くにいるのに…



遠い存在…



もし俺があと1年早く生まれていて、虹村さんよりも早く白咲さんに遭っていれば…



虹村さんの位置にいれたのだろうか…



そして…



あの過去から救えたのだろうか…



何で…



あと1年…



その差が…



こんなにも違うのか…









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虹村「おい………何……してんだよ…」









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ほら…



幸せな時間なんて…



一瞬で終わる…

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