恋物語144 ページ24
−−−赤司side−−−
赤司「………雪村さん。どうしてここに…」
雪村「どうしたもこうしたも……私も赤司君と同じ1年生なんだけど?」
赤司「…え……」
雪村「……ふふ♪」ニコッ
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突然、俺の後ろに現れた雪村さんは俺に向かってあの時のように微笑んだ。
肌も雪のように白く、黄色いセーターを着ていてもとても映えている…
でも…
副生徒会長を任せられている俺は彼女の存在を知らない。全校生徒のデータはひと通り目を配ったと思ったのだが、雪村さんについて俺は知らなかったのだ…
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雪村「私の事知らないって感じだねw」
赤司「………すまない。」
雪村「ううん、いいよ♪私は今年の夏にここ、帝光に転校してきたの。その時丁度バスケ部が大会のため公欠だって聞いてね。」
赤司「なる程……そういうことだったのか。」
つまり、俺たちバスケ部がいない時に雪村さんは帝光に転校してきて、全校朝会の時にでも自己紹介をしたのだろう。
道理で知らない訳だ…
俺は心の中で納得した。
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雪村「ねね、もしかしてAが入部してる部活って男子バスケ部……だよね?」
赤司「!……………あ、ああ。」
雪村「そっか……相変わらずバスケ馬鹿な一面は直ってないんだ。」ニコッ
赤司「………何故君は………白咲さんを知っているんだ?それにその言い方…」
雪村「クスッ………知りたい?」
赤司「!」
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そう言った雪村さんは、胸辺りまでさげていた長い髪を指で絡める仕草を魅せた。笑い方も妖美なもので、同じ1年ではないのではと思わせる。
清楚で優雅…
そんな言葉がピッタリだと思った。
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雪村「Aの事はずっと前から知ってる。」
赤司「……?」
雪村「………ふふ♪赤司君って……ポーカーフェイスだと思ってたけど、意外に表情に出しちゃうのね。」
赤司「……何?」
雪村「赤司君って……
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Aの事………好きでしょ?」ニコッ
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赤司「っ……」
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ズキッ…
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だお(プロフ) - ちぃさん» 私の描いたイラストですがご自由に保存なさっても構いません(*^^*)Twitterの方でも掲載しております。 (2017年5月1日 22時) (レス) id: 3091a324c1 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - たまに、イラストで書かれている画像は貰ったりして大丈夫でしょうか?白咲クンイケメン過ぎて欲しいです(>_<) (2017年5月1日 22時) (レス) id: ec58b6055b (このIDを非表示/違反報告)
はる - めっちゃ面白いです!ドキドキが止まりません(≧∇≦) (2016年3月8日 17時) (レス) id: 8934e255bb (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - わあ、どうなっちゃうんだろ。。続きが気になります!続編щ(゚Д゚щ)カモン (2016年2月25日 21時) (レス) id: 988b6837ab (このIDを非表示/違反報告)
猫と鍵 - すっごいドロドロですねw続編楽しみです!更新頑張ってください! (2016年2月25日 18時) (レス) id: 1cfe48fdae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2016年2月5日 17時