過去を捨てよ！赤髪少年【黒バス】Part2

過去を捨てよ89　最終章 ページ45

−−−赤司side−−−









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俺の目の前にいたんだ...



ずっと...



白くて綺麗な髪をなびかせて...



驚いた顔をしている清水さん...



やっと見つけたんだ...



"君"を...









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赤司「記憶がないからって俺は清水さんをバカになんかしない。もし誰かがバカにするというのなら…俺はそいつを許さない。」


貴「…信じるっての？こんな馬鹿げた話を。」


赤司「ああ……信じる。」


貴「……何でそこまでして私に関わる？」


赤司「ダメなのか？」


貴「……っ」


赤司「ｸｽｯ…」









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君と...



一緒にいたい...



雪村...



いや...



清水さんと一緒にいたい...



たとえ記憶が無かろうと...



君は君だったんだから...









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赤司「…帰ってきただけでも嬉しいよ…」ﾎﾞｿｯ


貴「……え？」


赤司「いいや……こっちの話だ。」


貴「………おかしな奴だな。」


赤司「…」


貴「こんな私に関わろうとするなんて……変わり者がすることだよ。」


赤司「……そんな変わり者なんだよ、俺は。」


貴「…」









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清水さんが辛そうな顔で笑った...



切なそうに...



儚そうに...



そんな彼女を...



俺は支えてあげたい...



だから...



今度は...



俺の方から...



君に近付いていこうと思う...



君が...



中1の冬...



俺に話しかけてきてくれたように...



今度は...



俺から...









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赤「清水さん……」


貴「…？」









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『ねぇ！このマフラー…あなたのでしょ？』









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赤司「マネージャーをやらないか？」









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過去を捨てよ！〈完〉









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