過去を捨てよ！赤髪少年【黒バス】Part2

過去を捨てよ85 ページ41

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貴「…あ……赤髪…？」


赤司「…」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀｯ...









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目を開けるとそこには...


私の代わりに水を被って全身ずぶ濡れになった赤髪の姿があった。髪も水浸しで前髪のせいで赤髪の表情が読み取れない...









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女子「あ……赤司…君。」


女子「ご、ごめ……」


赤司「お前ら……何をしていた？」


女子(ﾋﾞｸｯｯ…)


貴「……！」









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女子たちがやってしまった...というような表情で赤髪に謝ろうとした時、赤髪が顔を上げた。


その瞬間...女子たちはびくつき後退りをしたので、赤髪の顔をチラッと見てみると...見るんじゃなかったと思うぐらい怒ったような表情をしていて、私も少しビビッてしまった...









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女子「で、でも…赤司君がそいつしかかまってくれないからウチらは…」


赤司「だから……清水さんにこんな事をしたというのか？俺が構っているように見えて。」









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声のトーンが低い....怒ってる....









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女子「そ…そーよ！どうして清水なの！？そんなに私らと遊ぶのが嫌なわけ！？」


赤司「そうだな。今のこの一件をもって君らには失望したよ。」


女子「「！！？」」


赤司「寄ってたかってではないと何も出来ない低能な奴らと付きあうのはごめんだな。」


女子「なっ…」


女子「赤司君……ごめんって…」


女子「だから許して…ね？」


赤司「……何度も同じ事を言わせるな。俺はもう一度チャンスを与えるほど甘くはない。二度と俺に関わるな。」


女子「…っ」


赤司「それと…次また清水さんに何かしてみろ。ただじゃ置かないよ。」


女子「！……〜っ」ﾀﾞｯ


女子「ちょっ…待ってよ！！」ﾀﾞｯ









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貴「……っ」


赤司「…」









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赤髪が5人組に冷たく当たると、悔しそうな顔や今にも泣きそうな顔をした5人組が走って逃げていった...









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貴「……赤髪…」


赤司「…」









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ｷﾞｭｯ...









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貴「！」









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不意に...赤髪が手を握ってきた...



とても...



真剣な眼差しを私に向けて...

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