過去を捨てよ50 ページ5
−−−氷室side−−−
貴「.......辰也....」
.
氷室「久しぶり......A。」
.
.
.
.
アメリカで別れて以来の再会...
駅に迎えに来てみるとやはり、仕事帰りの人たちなどで駅の中は混雑していた。
この中からAを探すのは大変だろうと思うが、Aがしっかりここまでやってこれたか不安でたまらない...
はやく見つけないと...
.
.
.
そう思っていると....見覚えのある人が人混みの中でウロウロしていた...
小柄で白い髪...
俺の知っている中ではただ1人...
Aだ...
近寄ると丁度、誰かがぶつかってきて、Aが転びそうになったのを腕を掴んで、自分の方に引き寄せた...
トン....と
...Aが俺の胸に収まった...
.
.
.
貴「........なんでいんの。」
氷室「なんでって.....迎えに来たに決まってるじゃないか。Aは危なっかしいんだから。」
貴「.......子供扱いすんな。」
氷室「クスッ..........でも、無事に来たみたいだし安心したよ。ここまで大変だったろ?」
貴「別に。ただ....このラッシュには驚いたな。」
氷室「あー俺も最初は驚いたよ。この中にいたら、Aなんてすぐに潰れてしまうね。」
貴「.........なわけ。」
氷室「でも今、転びそうになってたけど?」
貴「......(怒)。」
氷室「あはは。」
.
Aは俺を見上げながら口を尖らせた...
怒っているのだろうが全然怖くない...
...
アメリカにいた時も思ってたけど...
Aは元々日焼けしない体質なんだな...
日に当たったとしても一定時間赤くなるだけで、黒くなったりはしない。夏ではその色白が映える...
.
.
.
氷室「よし....とりあえずここを出よう。」ギュッ
貴「!」
.
そう言うと俺はAの手を握った...
Aはというと、驚いているのか、前髪に隠れている目が見開いたような気がした...
.
.
氷室「....ん?」
貴「っ....な、何でもない...」
.
.
.
するとAもまた....握り返してきた...
182人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
宵華 - 赤司様ああぁぁぁぁぁあ!すっごく面白いです! (2015年12月26日 19時) (レス) id: 5fd51ca0f3 (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - だおさん» 完結(?)おめでとうございます、新章も楽しみにしてますね!氷室さん危ない・・・彼女とられそうw (2015年12月26日 17時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - 赤司かっこいいぃぃいぃぃぃぃぃ!!!告るのかな*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* 頑張ってください! (2015年12月26日 9時) (レス) id: d971010723 (このIDを非表示/違反報告)
キーボー( ´艸`)(プロフ) - めっちゃくちゃ良いとこじゃないですか!楽しみです!更新頑張って下さい! (2015年12月24日 20時) (レス) id: 3c06f2dd90 (このIDを非表示/違反報告)
トルフィン@タメでお願いしやーっス!!(プロフ) - うおおおお!!赤司ぃぃぃい!来ると信じてたよぉぉぉ!!← (2015年12月23日 23時) (レス) id: 24947e4e49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:だお | 作成日時:2015年12月15日 0時