過去を捨てよ！赤髪少年【黒バス】

過去を捨てよ40 ページ43

−−−赤司side−−−









女子「きゃー！赤司くーん！」


女子「かっこいー！」





ｷｬｰｰｰｯｷｬｰｰｰｯ...





先生「おらぁ！男子見てねぇでバレーしろ！バレー！評価付けれないじゃないか。」


女子「「はーーーい。」」









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男子「あ！赤司わりー！それ取ってくれ！」


赤司「！」









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男子が指差す方を見ると、バスケットボールがもう片面の女子の方へ転がっていくのを見つけた。



シュートを外したのだろう...



初心者だから仕方あるまいと、俺はボールを取りにもう片面に足を踏み入れた。



先生に注意された女子たちは、今はしっかりとバレーをやっている。ここでボールを取りに来られたら、たまったもんじゃない...



そう思いながらも、転がっていくボールを追いかけて、ようやく追いついたかと思いきや、座っている誰かが手で止めてくれた...









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赤司「......清水さん。」


貴「....っ」









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ボールを止めてくれたのは清水さんだった...



清水さんもまた、俺のことを見て驚いている...









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赤司「どうしたいんだい？清水さん。具合でも悪いのか？」


貴「.....体育着を忘れただけ。」


赤司「.....そうか、なら良かった。」ﾆｺｯ


貴「っ.....い、いいから。これ持ってとっとと戻りなよ。」ﾋﾞｭｯ


赤司「！」ﾊﾞｼｯ









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そう言った清水さんが、俺に向かってボールをパスしてきた...









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赤司「...」


貴「....な、何よ。」


赤司「....あーいや。....清水さん、パスするの上手いと思ってね。」


貴「...そんぐらい出来る。」


赤司「...ｸｽｯ」


貴「だから笑うな(怒)。」









清水さんは俺のことを睨みながらも、膝を抱え込んで丸くなった...









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赤司「ありがとう、清水さん。」


貴「ん。」









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短いお礼をして、俺は男子の方へと戻った...









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貴「...」

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