過去を捨てよ19 ページ22
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貴「......んで....何でアンタがいるわけ?」
赤司「邪魔だったかい?」
貴「邪魔も何も....」
1人でいたいんだってば...
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今週も早いことで、今日を終えれば休日に入る。
早く土日にならないかと思っている矢先、こいつがまたそばにやってきた...
昼休み中...数学をやろうとしたら、教室に赤髪が戻ってきたのだ。そして、私を見ると....また教えると言って近くに寄ってきた...
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貴「...私言ったよね...昼休みはいらないって。」
赤司「俺の暇つぶしだ。昼飯も食べ終わって退屈してたところだしね。」
貴「そういうことじゃ...」
赤司「ん?どうした、分からないところでも...」
貴「だから!.......ハッ」
無意識に顔を上げると、赤髪の奴と間近で目があってしまった...
赤髪の瞳は、髪の毛と同じ色でなんの迷いもなく、私の瞳を見つめている...
見るのも見られるのも苦手なため....急いで横にいた赤髪から机に視線を戻した...
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赤司「.....人見知り....激しんだな。」
貴「...。」
赤司「清水さんの目は.....とても澄んでいて綺麗だと思うよ。」
貴「.....綺麗じゃない。」
赤司「俺は......好きだけど。」
貴「....っ。」
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チラッと横目で赤髪を見ると...
私の机に頬杖をして...
私の顔を見て微笑んでいた...
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貴「...。」プイッ
赤司「.....クスッ。」
貴「......ここ。」
赤司「あー....そこはな、この( )の中の数字をAとか1つのアルファベットに代入して計算するんだ。それで...」
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分からないところを指さすと、赤髪は私にわかるよう、丁寧に教えてくれた...
こいつは優しい人だと思う...
けど...
人見知りな私といて何の得があるんだ...
こいつは...
何がしたい...
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女子「ねぇ...最近あの2人一緒にいない?」
女子「わかる...赤司君とずっと一緒にいるなんてムカツクんだけど...」
女子「転校生だからって調子のってんじゃない?」
女子「お前みたいな暗い奴が赤司君と吊り合わないってのw」
女子「それなーwつーか、いつも前髪で顔隠してるから本当はブスなんじゃないw?」
女子「つらいわーw」
コソコソ...
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貴「...。」
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エミア(プロフ) - だおさん» 了解です (2018年4月9日 6時) (レス) id: 1cad24d9d9 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - エミアさん» LASTGAMEができる前に作った作品ですので火神がいる流れで進んでいます(^^;)申し訳ないですが、そこはご了承ください(^^;) (2018年4月8日 16時) (レス) id: 3091a324c1 (このIDを非表示/違反報告)
エミア(プロフ) - あれ?ジャバウォックと戦った後なら、火神居なくね? (2018年4月6日 15時) (レス) id: 1cad24d9d9 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - ありがとうございます!ちょくちょく挟みたかったので書いちゃいました↑↑↑↑(*^^*)笑 (2015年12月29日 19時) (レス) id: d490ebbd79 (このIDを非表示/違反報告)
苺恋 - 朝比奈君と夜木君もでてきて.しかもエクストラゲームについても出てきたので超テンション上がりました↑↑↑↑↑ (2015年12月29日 19時) (レス) id: f70092b7fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2015年11月28日 9時