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朝食はゆっくり食べたい ページ46

「でも京治の手が1番好き」
俺の方を向いてふにゃりと笑う彼女。

いちゃつける雰囲気になったと思い
彼女をホールドした状態で顔を近づけた。

「京治近い、」
赤葦「近づいてんの」
彼女の頬に手を添えると彼女は目を閉じた。
唇が触れるか触れないかの距離で
月島の部屋の扉が開く音がした。

赤葦「あぁ…お預けだね。」
「えっ、」
赤葦「ご飯食べよう、」
重たい身体を起こして、布団から出る。
Aはキョトンとしたまま
ベッドから起き上がらない。

赤葦「A?」
「えっ、あ、ご飯だよね、」
慌てて起き上がり、俺を置いて先に行ってしまった。

Aに朝食を準備してもらってる間に
ジャージに着替えて、持ち物の準備をする。

脱いだ服を持って部屋から出ると
月島が部屋から出てきた。

月島「おはようございます、」
赤葦「おはよう。下に行ったんじゃなかったの?」
月島「いえ、Aさん赤葦さんの部屋に
行ったっきり出てこないなと思って戻りました。」
赤葦「あぁ…そういうことか」
月島「イチャついてました?」
赤葦「少しだけね。月島がドア開けたから
お開きにしたんだよ」
月島「せっかくの時間を奪ってすみません」
赤葦「俺は別にいいけどAが、笑」
月島「機嫌悪かったらどうしよう、」
赤葦「その時は何とかするから大丈夫」
月島「お願いします、」

赤葦「服、洗濯しようか?
洗濯して最終日に渡すよ」
月島「お願いしてもいいですか?」
赤葦「いいよ、持っておいで。」
月島「はい、」
パタパタと部屋に入って
服を抱えてすぐ戻ってきた。

月島「ついて行きます」
赤葦「あ、うん。」
階段を降りて、脱衣所に入る。
洗濯機の上には昨日洗濯したAの服が
畳まれて置かれていた。
多分姉ちゃんがやってくれたのだろう。

赤葦「俺のも一緒で平気?
気にするなら分けるけど、」
月島「一緒で大丈夫です、」
俺の洗濯物も入れて、洗濯機を回す。

赤葦「ご飯食べよっか、」
月島「はい、」
リビングに入ると朝食が準備されていた。

「遅刻しそうだから早く食べよ、」
月島「もうこんな時間!?」
赤葦「あと40分だから20分したら出ようか」

そそくさと座って食べ始める。
合宿の朝食とは違って、ゆっくり出来る。

赤葦「A」
「ん、はい、」
赤葦「朝早いのに作ってくれてありがとう。」
「ちゃんと美味しい?」
赤葦「美味しいよ、ね。月島」
月島「はい、美味しいです」
こくこくと頷く月島にAは嬉しそうにした。

10分間→←ねぼけまなこ



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設定タグ:赤葦 , ハイキュー , 梟谷   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:まなか | 作者ホームページ:http://mana_no_syo_settu  
作成日時:2019年4月20日 0時

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