決別と新たな希望 vol.2 MARVEL

51.訪問 ページ7

1人になっていたスティーブは、初めてワカンダを訪れた時の様に窓から広大な景色を眺めていた





ス「トニー………」






すると、警報の様な音が鳴り響く





驚いたスティーブだったが、すぐに気を引き締めて国王のティ・チャラの元へ向かった






他のメンバー達も向かっている事だろう




ーーーーーーーー



ス「陛下！一体何があったんです？」




漸くティチャラを見つけると彼はオコエと話していた






テ「あぁ、キャプテン。どうやらワカンダにお客様の様でね…」






ナ「陛下、お客って……」





段々と集まってくる






オ「画面に出します」





オコエが操作し、スティーブ達の前に映像を映し出す






すると、ワカンダの周りにあるシールドの前にある1人の人物が立っていた







ワ「………ハルカ！？」






バ「オイオイ、どうしてあの嬢ちゃんがワカンダに？」





テ「分からないが、どうやらシールドを破ろうとしてる様だ」





悠長に構えるティチャラ





ナ「だけど、彼女一体どうやってワカンダの場所を？」






オ「分かりません、ですが強大な力なので急いで対処しなければ」





するとスティーブがティチャラの前に出る






ス「陛下、僕が彼女と話に行ってきます。いいですか？」






テ「………あぁ、行ってきてくれ」





ス「ありがとうございます」



ーーーーー


バリア付近




『漸く着いたけど、誰も出てこない……』





『バリアに異常があれば、きっと誰か出てくるわよね？』





ハルカは1人、タダシを連れワカンダへ辿り着いた





その道のりは決して楽では無かった。サイコメトリーで色々調べ、テレポートで移動し漸くワカンダの正確な位置を掴んだ




恐らく、キャプテン達はワカンダに居るだろうと睨み






そう考えるのには幾つかの理由があった。




１つ目、あのJ.A.R.V.I.Sの後継者であるフライデーさえも見つけられなかった事。



２つ目、ワカンダは空港で一緒に戦ったティチャラことブラックパンサーがいる事



３つ目、トニーは私が迎えに行き助かったが、キャプテンやバーンズはどうやって脱出したのか




それを知っているのはほんの数人だけ……




ハルカはそこから推察し、調べてきた





『大分時間がかかったなぁ……』

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