塩の壁は高い？！ −４−

179 玲於side ページ29

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龍友「今日は悪いけど、借りるでぇー。」


玲於「へっ？」


龍友「ん？Aのこと。」


玲於「えっ……。」


龍友「飯でも作って、
あいつの荷解きでも手伝ってやるか。」







……帰ってきたんだ。






あの日以来連絡をしても既読にならなくて…



電話しても繋がらなくて…





何で…教えてくれなかったの？






“おかえりなさい”




Aちゃんにメッセージを送った。





お願い…既読になって…。





メン「玲於ぉー。このあと飯行かない？」


玲於「…。」


メン「玲於？」


玲於「……パス。」


メン「…苦笑」





隼「玲於、何かあったの？」


メン「さぁ？苦笑」


隼「…。」






2人が俺のこと気にかけてくれてたけど…



今…それどころじゃないから。




俺…何かした？



いや、そもそも一緒に居ねーから


何も出来ないけど。



なんで？



もしかして…あっちで他に好きな人が出来たとか？




だとしたら…俺…やってけない…。





会いたいって思ってたの…俺だけ？



…つら……。

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