【文スト】真実と嘘は紙一重【デュラララ】

嘘つき : 11 ページ13

ていうか、何で私？

二回目だけどさ…

首領は予想通り見にきてるし…

「敵の拠点の数、場所と次の作戦が判れば合格だよ」

やっぱり実力テストか。

とりあえず、必要なものは用意したし…

大丈夫だろ

ﾊﾞｻｯ

麻袋被せて…
あ、外が見えにくいやつね

「一応ここまでやりましたが…何とも思っていないようですね」

「機械…？」

おいクソガキ

「人間です。機械の声と人間の声の区別すらつかないのですか？」

「あ”ァ？！」

拷問する必要ねぇな。誘導尋問だけでなんとかなるだろ

「それにしても、貴方を捕縛する必要があったのでしょうかね…？どうせ拠点はあの一つでしょう？他にあったとしても二つくらいじゃないですか？貴方達のような雑魚専組織、そんなに拠点は用意できないでしょう？」

「うるっせぇ！！ナメんじゃねぇぞ！！俺らは拠点を17も持ってんだ！！手前らごときに負けるかァ！！」

拠点の数争いをしてる訳じゃねぇんだけど

「あ、しまっ…！」

ﾁｯ…
自分が誘導されたことに気付きやがった

ﾋﾞﾁｮﾋﾞﾁｮﾋﾞﾁｮ

何ぶっかけたか判る？

灯油だよ。燃える類いの液体なら持って来てる

「へっ！俺は不死だ！燃やしたところで、すぐ再生するだけだ」

「拷問ですよ？殺してどうするんですか」

「俺は死なない。つまり死に対する恐怖がない。拷問したところで無駄だ」

「うちの組織、一寸特殊な異能力を持つ人がいるんですよ。その人の異能、異能無効化なんですって。結局、異能力に勝つのは異能力だけなんですね。」

こうやって一寸恐怖を煽るだけで、喋りやすくなる

「貴方、不死なんですってね。でも、痛みは感じるのではないでしょうか？」

ｼｬｷｼｬｷ

麻袋のすぐ横で、鋏の音をならす

「ﾋｯ!?」

あら？態度が変わった

「痛いのは嫌だ？」
ｼｬｷ
「苦しいのは嫌い？」
ｼｬｷ
「辛いのは嫌？」
ｼｬｷ

「でも喋らないから、そんな目には逢うんですけどね。

このまま痛めつけられたい？

それとも…

楽になりたい？
まあ、無理だけどね」

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