君は私のすべて 3 ページ16
谷口side
おかしい。
あきらかにおかしい。
A:「あ、愛季ちゃーーん!!」
なんでこんなに可愛いのよ!!
A:「今日の髪型可愛い!好き!」
なんでこんなにストレートなの!?
森田:「失礼しま〜す。お、Aちゃんおはよう!」
A:「ひかるちゃん!おはようございます!」
谷口:「ちょ、ひかるちゃんボソッ」
森田:「ん?」
谷口:「Aが変です。由依さんに診てもらってくださいよ!ボソッ」
森田:「..あぁ〜、グッド!!」
いや、グー!!じゃなくて...
A:「愛季ちゃん?」
聞きたい、どうしてそんなにストレートなのか。気になる。もういいや、聞いちゃえ!!
谷口:「...ねぇ、どうしてそんなに気持ちを伝えてくれるの?」
A:「っ!...それは、」
Aside
どうするA!
言うか?. . .いや、でもこれで愛季ちゃんが引いちゃったりしたら...
そんなの耐えられない!!
でも、その顔ずるい...
上目遣いばり可愛いし、ああどうしよ!
谷口:「.......」
ああ、だめ!
だんだん不機嫌になってく。待って!
A:「好きだから!!」
谷口:「!!...え」
A:「愛季ちゃんのことが好きだから。思ったこと全部伝えればいいって教えてもらって...」
谷口:「そっか。...誰に?」
A:「ほぼ由依先生。」
谷口:「なんて言われたの?笑」
A:「思ったこと全部伝えてみろ!可愛いと思ってるなら毎日言え!って。」
谷口:「恥ずかしい///けど、嬉しい」
A:「よかった」
谷口:「その、続きの言葉はないの?」
A:「え、...あ、その好きです。付き合ってもらえませんか?」
谷口:「はい!」
ーーーーーーー
Aside
その日、夢をみた。
小さい頃によく一緒にいたあの子の夢を。
私が作ったただの色つきの紐でできたブレスレットをいつまでも宝物として扱ってくれたあの子。
そして、恋人がいなかったらなってあげるという懐かしい思い出も夢になって帰ってきた。
谷口side
その日、夢をみた。
私がAちゃんからブレスレットをもらった夢。嬉しかったんだよ?一人じゃまだ何もできなかったAちゃんが一生懸命作ってくれたんだから。
やっと恋人になれたな...
そして、愛季は一粒の涙を流した。
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あや(プロフ) - 天先生の続き読みたいです!! (10月14日 12時) (レス) id: e21041e83c (このIDを非表示/違反報告)
chisaho(プロフ) - 聞きたくなかったからの続きを続けて欲しいです。 (9月11日 18時) (レス) @page2 id: 2f7cedb9fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みほちー | 作成日時:2023年9月10日 20時