あれ？私ってどこから来たっけ。【鬼滅の刃】

第35話:ただいま。 ページ38

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『あ！！！！！見えた！』




やっと見えた馴染みのある1軒の家。
そう、ようやく帰ってきたのだ。



『霧子さん！茂造さん！！』



嬉しくて思わず大声で名前を呼んだ。
すると引き戸がバァンッと開かれ中から、2人が顔を出したのだった。



霧子さんは目に涙を溜め、茂造さんは驚いているがほっとしているような表情だった。



『ただいま帰りました！！』



その後、2人から熱いハグをもらった。



やっと…帰ってきたんだと身に染みて思う。




「無事で良かったです。本当に、無事で…」




母親のような優しい眼差しで私を見る霧子さん。
その隣に腕を組み、「よく戻った」と言う茂造さん。



私も泣きそうになる。



「…それにしてもあなた。」




茂造さんを見てる霧子さんの目が光る。


あ、まずいこれは…。




「引き戸は静かに開けなさいと何度言えば分かるの？何回目かしら？」



帰ってきて早々雲行きが怪しい。

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