あれ？私ってどこから来たっけ。【鬼滅の刃】

第15話:迷った末に ページ18

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……やばい。
勢いで走って来ちゃったけど何処だここは。


結構遠い所に来てしまったっぽいぞ？
てか、今になって足が震えてきた。


キョロキョロと周りを見渡すも、誰も居ない。


『はぁ…迷った。』


どうしよう。と思っていると、


「猪突猛進！猪突猛進！」


………は？

もう一度周りを見渡した瞬間視界に映ったそれは


……猪？


「猪突猛進！……！」


げっ…。
目が合ってしまった。
見てんじゃねえぞ！って、そんな事考えてる場合じゃ無くて！！！
迷った末に出会ってしまったのがとんでもないやつだ。



やばい、こっち向かってくる。
こ、こういう時どうするんだっけ…。
とりあえず死んだフリしとこうか…？


目をつぶって倒れる。

………やばい、猪の気配が近い。
いる！右らへんでカサっていった……！！
私の隣に、いる！！！！

絶対目を開けたら駄目だ！
私は息を殺し、猪が去るのを待った。

……しかし一向に離れる気配がしない。

頼む…！見逃して……！！！



「…オイ。生きてんのか？」


えっ！？人の声！？！？



私は助かったと思い目を開けた。
だけどそこに居たのは


『い………猪ぃいいいいいいいいーーーッ！？』

「オイッ…！？」


猪の顔が目の前にあった事が衝撃すぎて、私は気絶してしまった。

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