第16話:猪さん ページ19
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「これだからオタクは…」
「もう捨てていいよね?」
声が聞こえる。
冷たい声…私に対して言っているのだろうか。
でも知らない。誰の声なのか分からない。
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「誰か先生呼んでこい!救急車も…!!!」
「ひ…人が…!いやぁあああ!!!!」
何でそんなに必死になっているの…?
何があったの?…あれ
……声が出ない。
「✕✕✕さん!!!!!!!!!!!!!」
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『……はっ』
目を覚ますと、夜空が見えた。
…あれ、私何で寝ているんだっけ…。
てか、今のは夢?それとも、私の記憶…なのかな。
体を起こすと、向かい側に猪…の被り物を被った人が座ってこちらをじっと見ていた。
………ああ、現実か。
猪さん(?)は全く喋らないので、私から話しかけた方が良いのかと思い、
『…あの、あなたは?』
と聞くもガン無視された。
無視かい。なんだこいつ、礼儀がなってないな。
…猪に礼儀を求めてる自分が悪い気がして来た。
少し時間が経ってから猪さんは立ち上がり、何処かへ去っていった。
『…な、何なの。言葉話せないのかな?いや、待てよ。気絶する前に声を聞いたような…。』
やっぱり人か…?と思っていると猪さんが戻って来た。
あれ?帰ってきた…。
「飯。」
と言って生魚を渡そうとして来る猪さん。
…生魚?どうやって食べるの?
『…えっと、火は通さない…の?』
「お前我儘だな。」
なっっっっに!?!?!?
我儘だと!?は!!!!!!?
『我儘違うわ!!!!!!生の魚をそのままなんて普通の人なら食べないよ!!!』
と言うと猪さんは
「お前、親分に向かって何だ。生意気だな!」
とか言いつつ火を焚いてくれる猪さん。
あれ?結構優しい…?
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そこら辺の水道水(プロフ) - ごめん読み返しすぎてそろそろ次度のセリフ言うかなぁ〜なんとなく覚えつつある水道水だよ() (2021年3月4日 10時) (レス) id: d5e7447fc4 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 颯さん» 失礼致しました。訂正致します。ご指摘有難うございます。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - 初コメ失礼します。最終選抜ではなく最終選別です。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: e2ffa37dcb (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 心さん» この度は小説を読んで下さり有難うございます!そしてコメントも有難うございます!初めてのコメントで心が踊りました。面白いと言って頂けた事が物凄く嬉しいです!!モチベがぐんぐん上がるので更新の方頑張りたいと思います!!(*^▽^*) (2020年3月8日 0時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年3月7日 20時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りぃな | 作成日時:2020年2月25日 3時