第41話:まじかよ。 ページ44
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さっきから怖いんだけど。
かすかに鼓の音が聞こえる度、部屋が移動する。
とりあえず動かないで様子を見てるけど、いきなり鬼が現れた!!?とか無いよね。
頼むから無いって言ってくれ。
またぽんっと小さく鼓の音が聞こえる。
その瞬間また部屋が移動したと思ったら
『おいおい、まじでやめてくれ。』
目の前の廊下に鬼が立って居ました。
そして何処からかドカドカと足音が聞こえる。
……まずい。
すぐさま戦闘態勢をとり、刀を抜こうとする。
…待て、何か。
ドカドカという足音が、近づいて来ているような。
「猪突猛進!猪突猛進!うがーーーっっ」
その足音は、まさかまさかの猪さんだった。
そのまま鬼へ切りかかる猪さんに驚きを隠せず、
『えええええ!?猪さん!??あんた何でこんな所にいんだよ!!』
と叫んだ。
山から降りてきたのか!?
鬼は猪さんを私の方へとぶん投げて来る。
受け止めきれるはずもなく、私はそのまま猪さんと一緒に壁へとぶっ飛ばされ、ゴッという鈍い音と共に壁にぶち当たった。
くっっっそ、痛い!!!
猪さんの全体重が私の体に乗っかってて受け身も取れず、痛みに悶える。
『の、のいてくれ…猪さん』
そう言うと、ようやく気づいてくれた。
「あ?お前、誰だ。」
まじかよ。
まさかの、忘れられているらしい。
「お前も鬼か?」
『んな訳ないでしょ!!!人間!!!』
猪さんのぼっろぼろのノコギリ状態の刀が私の頬に当たる。
怖すぎ。
「弱そうな奴」
余計な事言うな。
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そこら辺の水道水(プロフ) - ごめん読み返しすぎてそろそろ次度のセリフ言うかなぁ〜なんとなく覚えつつある水道水だよ() (2021年3月4日 10時) (レス) id: d5e7447fc4 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 颯さん» 失礼致しました。訂正致します。ご指摘有難うございます。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - 初コメ失礼します。最終選抜ではなく最終選別です。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: e2ffa37dcb (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 心さん» この度は小説を読んで下さり有難うございます!そしてコメントも有難うございます!初めてのコメントで心が踊りました。面白いと言って頂けた事が物凄く嬉しいです!!モチベがぐんぐん上がるので更新の方頑張りたいと思います!!(*^▽^*) (2020年3月8日 0時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年3月7日 20時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りぃな | 作成日時:2020年2月25日 3時