第40話:2人の子ども ページ43
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30分全力で走り、たどり着いたのはぽつんとある家だった。
……は?家?何この禍々しいオーラの家は。
暗く見えるのは周りが木ばっかりだからなのか。それとも…。
周りを見渡すと、子供2人と目が合った。2人はビクッとして、私もビビる。
びっっっっっくりした。鬼か思たわ馬鹿。
んな木の影に居ないでよ怖いな。
『そ、そんな所で何してるの?まさかお、鬼じゃないよね?鬼じゃないって言ってお願い。』
すると男の子は慌てて
「ち、ち違う!鬼じゃ…ない。鬼は…化け物はその家に…。俺たちに目もくれずに兄ちゃんが連れていかれて、それで…その家…に。」
と言った。
まじかよ。
まさか鬼の家ってか?だから禍々しいのか。
はぁ…ってことは。
『……帰っていい?』
「駄目ダ。早ク行っテ来イ。」
1人じゃ無理。なんて言っても絶対無理だよね。分かってるよ鴉。大丈夫。
行ってくるから今にもその鋭い嘴でつついてきそうなのやめて。
『…ふぅ、じゃあ行ってくるよ。』
「え…っ危険です!!あの中には…化け物が!」
そう言ってくれる男の子に作れるだけの笑顔を向けて、『大丈夫。待っててね』と言う。
全然大丈夫じゃないけどね。
深呼吸をして、引き戸に手をかけ開けた。
入口付近の電気はチカチカしてて、暗く何かが出そう。
まっっじで帰りたい。何で1人なんだろう。無理すぎの無理なんですけど。
無理やり足を動かし、前へ前へと進む。
鴉はついて来てくれない。
くっそ…あの鴉、後で覚えとけよ…!
恐怖の中イライラしながらも、曲がり角を曲がってすぐの部屋に入った。
ああ、何も無く終わってくれ。絶対無理だろうけど。
何処からか、小さく鼓の音が聞こえた。
その瞬間、先程居た場所とは全く別の部屋へと移動していた。
『な、何…?何が起こったの…!?』
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そこら辺の水道水(プロフ) - ごめん読み返しすぎてそろそろ次度のセリフ言うかなぁ〜なんとなく覚えつつある水道水だよ() (2021年3月4日 10時) (レス) id: d5e7447fc4 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 颯さん» 失礼致しました。訂正致します。ご指摘有難うございます。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - 初コメ失礼します。最終選抜ではなく最終選別です。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: e2ffa37dcb (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 心さん» この度は小説を読んで下さり有難うございます!そしてコメントも有難うございます!初めてのコメントで心が踊りました。面白いと言って頂けた事が物凄く嬉しいです!!モチベがぐんぐん上がるので更新の方頑張りたいと思います!!(*^▽^*) (2020年3月8日 0時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年3月7日 20時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りぃな | 作成日時:2020年2月25日 3時