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"rouge"のボス、アドルフ・シャノンが捕まった事により事件は幕を閉じ、ヨコハマ署の組織犯罪対策部特別支部も解散することになった。
私は元いた警視庁組織犯罪対策部5課に戻ることとなる。もちろん、銃兎さんとは離れ離れだ。
『今まで、ありがとうございました!私のせいでとても迷惑をかけてしまい最後の最後まで足を引っ張ってしまい、本当に申し訳ございません。』
特別支部での最後の挨拶がおわる。
今朝、ヨコハマ署に出勤すると特別支部の方々の目がいつもより優しかった。どうやら、私と銃兎さんの関係は隠しきれなかったようだ。
(まあ、いいんだけどね。もう恋人だし)
「本当に貴方が来てから騒がしくてもう終わってしまうなんてあ.らしのようですよ」
休憩室でコーヒーを飲みながら銃兎さんが言った。
『ありがとうございました』
もう銃兎さんと仕事をするのは最後なんだ、と思うと急に寂しくなってしまった。
「なんて顔をしてるんですか。後遺症もないようですし、本当によかったです。それに、私と貴方はもう恋人同士です。いつでも会えますよ」
しょんぼりする私に銃兎さんは優しく微笑みかけてくれた。
「A」
銃兎さんの顔が近づいてきて、キスをされた。
『…へっ!?ここ、職場ですよ…っ』
案の定そんな私たちの様子を影から見ている特別支部の仲間達がいたようだが、銃兎さんはクスッと笑った。
「貴方のような素敵な女性を彼女にできたんです。私だって見せびらかしたくなりますよ」
『もう、ずるいです…』
大人の余裕を感じさせる銃兎さんに、まだまだ適わないなと思う私であった。
「大好きですよ、A」
『私もです』
こうして銃兎さんとの共同調査は幕を下ろした。
Fin
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星妻桜@姉妹同盟(プロフ) - 神作品をありがとうございます…(涙) (2020年6月27日 14時) (レス) id: fe16128dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:独りんご姫 | 作成日時:2019年9月24日 16時