私の野望？楽しく生きること 6 (ページ10)

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【番外編～アガレス・ピケロ～】ページ10

視点なし

これは

週末テストが終わり､男子+雪奈が打ち上げをしている時の

ちょっとした､裏のお話である

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悪魔学校バビルスの中庭

そのベンチで､アガレス・ピケロが日向ぼっこをしていた

『……あ､アガレスくん』

ピケロ「………あ､え」

ベンチに座ってししょーに寝っ転がっているピケロの元に､雪奈がやってくる。

そしてピケロの隣に座った。

『打ち上げには戻らなくていいの？』

ピケロ「……うるさかったから､避難してきただけだし……そっちこそ､戻った方がいいんじゃないの？」

『私も似たようなものだから……』

その会話が終わると､中庭に静寂が流れていた

もともと無口な方な2人に加え､2人はろくに話したこともないのだ

二人きりになればこのようになると容易に想像できる

『……アガレスくんはさ､なんでいつもアイマスクつけてるの？』

突然の質問にピケロは戸惑いながらも答える

ピケロ「………まぶしいから…」

2人の間にはまた静寂が訪れ､日に当たっているせいなのか､ピケロはうとうととしてくる

そして､ピケロは眠ってしまった

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どれほど眠っていただろうか

目をうっすらと開けると､いつもよりも眩しいような気がした

そして……普段乗っているししょーの感触とはかなり違う

頭をなんとか働かせて､やっと意識が戻ってきた

ピケロ「ん……？」

『…あ､おはようアガレスくん』

ピケロ「………へ」

その瞬間､ピケロは頭が真っ白になった

ピケロは､夢主の膝に乗っかっていた……所謂膝枕だ←

ピケロ「な"っ､なにやって……！！？」

ピケロは慌てて飛び起き､雪奈に怒鳴った

『なにやってもなにも……アガレスくんが急に寝て乗っかってきたんだけどな…はい､アイマスク』

夢主は､寝ている途中で外れたピケロのアイマスクを渡す

ピケロはアイマスクをつけ直す

『……あ､私もう行くね』

入間から連絡がきた夢主は､慌てているピケロの返事も待たずに置いていく

ピケロ「…………～～～～ッ！！なんだよっ､これッ………！！！」

ピケロは顔を真っ赤にさせながら､初めての感情に頭をかきむしった