検索窓
今日:9 hit、昨日:20 hit、合計:83,950 hit

その5 ページ5





それからもう遅い時間ということでちゃっかり晩御飯を作って貰ったり、そのご飯の美味しさに驚いたりして、食後のティータイム。



また砂糖2つとコーヒーフレッシュを入れたそれを喉に通していると先輩が口を開いた。


「なぁ、姫宮。景光って覚えているか」


景光…?景光…。あっ、思い出した。


「降谷先輩の幼馴染みの先輩ですよね?」


「あぁ、そいつだ」


よく先輩と一緒にいて先輩が景光と呼んでいたのを覚えている。


たしかそのせいで先輩にそっちの気があるって噂になってたような。


そして私が思い切ってそれについて聞いてその時に紹介してもらったんだっけ。


「で、その先輩がどうかしたんですか?」


「死んだんだ」


「…え?」


「死んだんだよ、そいつ」


あまりにも衝撃的すぎてなんて言えばいいか分からなかった。


やっとの事でどうして、と小さく口に出す。


「長くなるが聞いてくれるか?」


アクアマリンの瞳が揺らいで、まるで零れ落ちてしまいそう。


その瞳のせい頷くこと以外考えられなかった。

その6→←その4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (192 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1122人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

いちごきゃらめる(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです!続き気になります (2021年2月24日 3時) (レス) id: 654b6b5b60 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:珠々菜 | 作成日時:2018年7月13日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。