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その4 ページ4




「おじゃましまーす」



あれから車内では他愛ない会話を弾ませているとあっという間に目的地へ着き、現在先輩が住んでいるというマンションの一室の前。



この人結構いい部屋に住んでいる…。


肝心の部屋は驚くほど殺風景で本当にここに住んでいるのかってくらい必要最低限のものしかない。


その癖、ものの一つ一つはいいものばかりで、例えば今座らさせれているソファなんかは革張りで低反発で座り心地がいい。


「コーヒーしかないがそれでいいか?」


「ミルクと砂糖付きなら許してあげます」


角砂糖2つとミルクの代わりにコーヒーフレッシュを入れてから口に含めば、温かさと甘さが体に染み渡り、小さく溜息が零れる。


ここで初めて自分が今日疲れていたことに気がついた。


それもそのはず、慣れない町を一日中あるいていたのだから当然といえば当然だ。


朝から連れられてもう既に時刻は夕暮れ時を指している。


ここまで来ておいてなんだけど後日でもよかったのでは?と思い始めたが、隣でテレビのリモコンを弄りながら珈琲を啜る先輩を見てなんだかどうでも良くなった。










というか完全にくつろいでますけど本題忘れていませんか??

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いちごきゃらめる(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです!続き気になります (2021年2月24日 3時) (レス) id: 654b6b5b60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珠々菜 | 作成日時:2018年7月13日 0時

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