第39夜 君のルフ ページ42
貴方side
貴方「(な、何この状況…僕居ていいの?)」
白龍「それは、あなたの方なのでは?
アリババ・サルージャ殿。」
アリ「!」
白龍「あなたの事を聞きました…
昨日も、内心は憎んでおられたのでしょう、
占領国の皇子の俺を。
仇に腹を割って話せとは言えませんが、
隠す必要もありません。」
アリ「……
いや、別に隠してた訳じゃねーよ。」
白龍「無理をされずとも良い。
それだけの事を煌帝国は貴国にした。
そして、今もしようとしている…」
アリ「…?」
白龍「ご存知なかったのですか…?
バルバッド国に"西征総督"として、
一体誰が派遣されているのかを…
煌帝国第一皇子、"炎帝"こと練 紅炎。
煌帝国に比類無き最強の将軍です。
かんせ、彼は三つもの"金属器所持者"…
シンドバッド王に次ぐ世界にたった2人しかいない"複数迷宮攻略者"なのですから!
彼は野心家であり、バルバッドを拠点に
一気に西方侵略を果たそうとしている…
バルバッドの内乱は、そのふみ台にされたのです!」
アリ「…」
紅玉が言ってたの…この事だよね?
それにアリババ君が…何?
サルージャ?それってなんだっけ…?
煌帝国が"貴国"に…?
"バルバッド"の…内乱?
分からない!何の事⁈
白龍「…あなたは、先の内乱で…
愛する国民や、肉親や、友人を……
失くされたのではないのですか⁉︎」
貴方「⁉︎」
あ、アリババ君…!
白龍「ならばその仇の国の皇子を、
あなたは憎んでも構わない!」
「……………………」
アリ「……………いや……」
ピィィ…ピィ
貴方「…?」
アリ「憎まないよ。そう決めたんだ!!」
アリババ君が、顔をあげて笑顔で言った。
白龍「⁉︎」
貴方「!」
アリババ君……
ピィピィ…
君のルフ、とっても綺麗だよね^ ^
アリ「安心しろよ!白龍。
お前を仇みたいに見たりしねー。
お前に何かされたわけじゃねーしな!
腹だって割って話そうぜ。
すぐには無理でも…
これからな!」
白龍「……(……⁉︎)」
モル「……アリババさん………」
貴方「……(白龍君…?)」
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紗太郎です!
誰も呼んでない?そこは気にせz(えっとですね
評価、ありがとうございます!( ^ω^ )
あとお気に入り登録!見たら結構増えてて…
5000hitも…ありがとです!!
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作者名:紗太郎 | 作成日時:2014年1月22日 23時