電話 ページ38
戦いが終わったはいいが、今の私には呪力が1ミリもない。
ということは、呪霊に乗って高専に帰ることも、傑を運ぶことも出来ないわけで。
高専の誰かに迎えに来てもらう必要がある訳だ。
そう思って硝子に電話をする。
『もしもし硝子、傑を取り戻せたよ。』
硝子「そうか。……良かったな。」
『そこで何だけど今から言う場所に迎えに来て欲しいんだけど……』
硝子「どうしたんだ？」
『私今、呪力切れでさ。あと傑を運んで欲しいから。』
硝子「分かった。じゃあ補助監督を行かせよう。……それとA、五条の封印が解けた。」
『え……ちょっと硝子、そういうことはもっと先に言ってよ！』
硝子「悪い、忘れてた。」
『忘れてたって……まぁ、悟が無事なら良かった。』
硝子「じゃあ、また後で。」
『うん、じゃあまたあ＿＿＿』
また後で。そう言い終わる前に私の胸に衝撃を感じた。
衝撃を感じた部分から周りがだんだん熱くなっていく。
あぁ、私は刺されたのか。
硝子「A！A！返事しろ！！一体何があった！」
『しょー……ｶﾞﾌｯ!!』ｶﾞｼｬﾝ
硝子に返事をしようとしても、口の中に血が溢れてきて上手く話せない。
血を吐いた勢いで携帯も落としたし。
刺した相手が刃物を私の胸から引き抜いた。
私が倒れる瞬間に見えた人は、補助監督の人だった。
いつの間に来たんだろうと、関係の無いことまで考えてしまう私はもうダメなのかもしれない。
犯人の奥には焦ってこちらに向かってきている伊地知が見えた。
伊地知「何やってるんですか！！」
そう言って伊地知は犯人の補助監督の人を取り押さえた。
伊地知「Aさん！！」
伊地知は、慌てふためきながら私の元に駆け寄った。
伊地知「今家入さん呼びますから！！」
『そ……んなこ……と、ｺﾞﾌｯ……しなくて……良い』
もうこれは助からない。
だってもう、心臓を貫かれているから。
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getou(プロフ) - 舞さんありがとうございます！これからも頑張るので読んでもらえると嬉しいです (2022年9月27日 15時) (
レス) id: 5a297528ee (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます！！ (2022年9月27日 0時) (レス) @page11 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：getou | 作成日時：2022年9月4日 20時
