【テニプリ】僕は元歌姫です【マクロスＦ】２

☆　４４ ページ9

かすかに聞こえる


懐かしいみんなの声


あの時は僕を侮辱していた氷帝だって


悲しそうに僕を見ていた


優しい光のなか見てきた


皆の謝罪


悲しみ


悔しさ


すべてが泣きそうになるほど伝わってきた



【皆にあいたい】



今までなんにも考えず


ただボーッと過ごしていた


こんな感情になったことなんてない


でもあいたい


もっと笑っていたい


本当の自分を知ってほしい


この真っ黒な闇を追っ払って欲しい


僕に友という名の


希望を与えて欲しい


僕にかけてしまったものを


復活させて欲しい



貴「みんな・・・・皆！！」




僕は誰からでもなく


自分から光に手を伸ばした



【それでいいんだよ。A】




一瞬だったからわかんなかったけど



アルトさんの声だった気がする



暖かい光は急に強さを増し


僕を包んだ


目を開けるとレイヤに見せてもらった現実


皆がぞろぞろ戻っていく




貴「みんな・・・・」



酸素マスクが邪魔でうまく話せてないけど


聞こえたのかな



幸「九条・・・・さん？」


赤「か・・・・監督呼んでくるっす！！」


柳「九条さんが起きて・・・・・」


菊「あっ・・・・やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！」



全員がこっちを向いて


大喜びしてくれた


中には泣いてる人もいた


それがひどく嬉しかった

作者雑談＆謝罪→←☆　４３　〜幸村side〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す